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研究演習4年 4単位 2014年度以後入学生
  経済 4年以上 経営    
2013年度以前入学生
両角 成広 通年1コマ   経済 4年以上 経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

ヨーロッパ近代史の学習に続いて現代史の検討に入る。現在の私たちに直接つながる20世紀とはどんな時代だっただろうか。ホブズボームの著書に学びながら、多面的に考察してみたい。社会事象を的確にとらえられるよう、歴史に関する基礎的かつ巨視的な知識を身につけ、思考力と表現力をつちかうことを目的とする。

【到達目標】

1.20世紀という時代を大局的に理解すること。
2.20世紀前半の破局的様相を理解すること。
3.各自の設定するテーマにつき学習を進め、中間報告を重ねながら卒業レポートを完成させること。

【授業計画】

この講義は対面で行う予定であるが,オンライン対応時には講義掲示板を使って課題を送信する。各自でテキストを読み込み,メールなどで課題に応答してもらう。

1.イントロダクション
 教科書:序文
 事前学修:序文を読んで「20世紀の十大事件」を各自で考えておく。
 事後学修:自分が見落としていた「事件」を調べてみること。
2.20世紀・大局的な見方
 教科書:「20世紀を俯瞰する」
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
3.全体戦争の時代
 教科書:1章−1、2
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
4.全体戦争の時代
 教科書:1章−3、4
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
5.世界革命
 教科書:2章−1、2、3
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
6.世界革命
 教科書:2章−4、5、6、7
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
7.経済の奈落へ
 教科書:3章−1
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
8.経済の奈落へ
 教科書:3章−2
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
9.自由主義の没落
 教科書:4章−1、2
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
10.自由主義の没落
 教科書:4章−3、4、5
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
11.共通の敵に抗して
 教科書:5章−1、2、3
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
12.共通の敵に抗して
 教科書:5章−4、5、6、7、8
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
13.芸術
 教科書:6章
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
14.帝国の終焉
 教科書:7章
 事前学修:教科書の該当個所を読み込む。
 事後学修:教科書を再読し、重要な論点の理解を深める。
15.前期まとめの討論

後期(16回から30回)には各回2名の受講生に順番で卒業レポート作成に向けて中間報告をしてもらう。
各自が設定したテーマについて、学んできたことを資料にもとづき発表する。他の受講生からの質問に答えられるよう準備しておくこと。教員からは随時質問・アドバイスを行い、呼び出し・個別指導も行う。卒業レポートの完成をもって研究演習の修了となる。

【予習・復習】

各回につき予習2時間・復習2時間程度を要す。教科書の精読、語句調べ、内容のまとめ、など。

【授業関連科目】

日本史、西洋史、経済史概論、日本経済史、西洋経済史など。

【成績評価方法・注意】

試験は行わず、発表内容と受講姿勢から評価します。
受講学生には順番でテキスト内容の要約発表をしてもらいます。その発表に基づいてゼミ全体で討論となります。その際、発表者には、何らかの問題提起を必ず行うこと、他の学生からの質問に答えることが求められます。教員は、理解度を確認するため随時質問し、発表内容について講評を行います。

【教科書】

著者:E. ホブズボーム 書名:20世紀の歴史(上巻) 出版社:筑摩書房

【参考書】

適宜指示する