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応用情報処理I 2単位 2014年度以後入学生
  経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
2013年度以前入学生
西 敏明 前期1コマ   経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
備考 (事前申込科目)定員25名
シラバス1

【授業の目的】

経営学部経営学科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。他学科の学生にとっては、「幅広い学習機会の提供」にもなる。

【到達目標】

講義では、Excelで用いられる基本的手法と、統計的方法の基礎とその適用について学んでいく。
受講生が、受講後につぎのようなことができるようになることが到達目標である。
1.私たちの身近にあるデータを整理し、グラフ表現ができる。
2.データから得られる情報を観る考え方ができ、適用する手法を適切に選ぶことができる。
3.統計解析の基本ができる。
4.統計解析の概念を把握するとともにデータ分析(適切な統計処理)をおこない、要約化することができる。
5.上記各項目について、実践的な力をつけることをねらいとする。

【授業計画】

この講義は,
1 対面講義で行います.なお,学校閉鎖時にはZoomを使用した講義となります.オンライン授業の場合,自分でExcelが出来る環境であることが履修条件です.
2 定員25名であり,事前に抽選し,決定します.申込方法等は教務課から連絡される予定です.
3 変更があれば,学内掲示板等を通じて連絡します.
4 全学的にオンライン授業となった場合,講義資料配布(前日までに配布)および課題提出(毎回提出)は講義掲示板を通じて行う予定です.
5 対面の際は,配付資料とともに,毎回課題提出の予定です.詳しくは「成績評価方法・注意」を参照のこと.

各授業計画では該当するプリントを配布するが、下記に参考として、参考書の該当関連箇所を明記する。

<基礎的統計学の知識の構築>
1.Excel操作(統計関数の概要)とデ−タ処理概論
参考書:二見・西 付録
事前学修:統計関数を事前に調べておき、概要を理解しておくこと。
事後学修:統計関数とExcelの基本操作を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

2.確率論の基本と基本統計量
参考書:二見・西 第1章1.1-1.3
事前学修:確率と基本統計量について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(確率と基本統計量)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

3.確率分布とその性質,ヒストグラム
参考書:二見・西 第1章1.4-1.5
事前学修:確率分布とヒストグラムについて事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(確率分布とヒストグラム)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

4.検定と推定(1) 第1種の誤りと第2種の誤り
参考書:二見・西 第2章
事前学修:検定の際の「2つの誤り」について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(2つの誤りとその確率の考え方)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

5.検定と推定(2) 平均値問題・・・σ未知と既知の場合について
参考書:二見・西 第3章3.1-3.3
事前学修:平均値の検定手・推定について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(平均値の検定・推定)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。


<抽出法の理論と分割表の検定・独立性の検定>
6.抽出の考え方とその利用
 (条件付合計式とLookup)
参考書:二見・西 第4章
事前学修:excelの条件付き合計式と関連の関数について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(条件付き合計式と関連の関数)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

7.ワークシート分析,循環参照の解消・ユーザー独自関数の作成
参考書:二見・西 第4章
事前学修:ユーザー独自関数について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(ユーザー独自関数)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

8.抽出法理論の考え方とデータベース機能の活用
参考書:二見・西 第4章
事前学修:excelのデータベースについて事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(データベース)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

9.ピポットグラフの作成・編集とクロス集計
 (クロス表の統計量,独立性の検定,分割表の検定)
参考書:二見・西 第4章4.6,4.7
事前学修:集計表について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(集計表と検定の関係)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

10.複数のワークシートからのピポットテーブルの作成
 (複数アンケート項目の抽出・調査の観点から)
参考書:二見・西 第4章4.7
事前学修:ピポットテーブルについて事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(ピポットテーブル)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

<検定・推定理論の応用のための各種関数利用と分析ツールの活用>
11.基本的な統計関数(各種分布を含む)の紹介と活用
参考書:二見・西 第1章
事前学修:分布関数と統計関数について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(分布関数)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

12.分析ツールと散布図・相関係数
参考書:二見・西 第1章
事前学修:分析ツールについて事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(散布図と相関係数)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

13.分析ツールと検定・推定(平均・比率の差の検定)
参考書:二見・西 第3章
事前学修:比率の検定と推定について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(比率の検定と推定)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

14.分析ツールと単回帰分析の基本
参考書:二見・西 第3章
事前学修:単回帰分析について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:講義内容(単回帰分析)を復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

15.データ,関数処理の結果およびグラフ化による表現の総合演習
参考書:二見・西 全ての範囲(第1章-付録)
事前学修:関数について事前に調べておき、概要を理解すること。
事後学修:グラフ化による見える化を復習しておくこと。

*第1回目の講義に必ず出席すること。

【予習・復習】

授業1回当たりの予習・復習の時間>
予習の時間:1.5時間,復習の時間:2.5時間
<予習の目標値(内容)>
「授業前には,該当の事前配布プリントで,講義演習箇所を読み,わからないところを明確にし,その箇所については事前学習し,予習すること.」
<復習の目標値(内容)>
「毎授業後には,「演習:電子提出ファイル」(レポート1)を提出すること.その後,講義中,理解できなかったところを必ず復習して,理解しておくこと.」

【授業関連科目】

経営統計学I

【成績評価方法・注意】

出席:出席をとるのでスマートフォンを必ず毎回持参のこと。
成績評価方法:レポート1、レポート2および受講態度で評価を行う。講義中、到達目標にどの程度達したかのレポート1(時間内演習課題,逐次3点×13回程度)(40%)、指定の用紙で提出するレポート2(2回を予定)(40%,20点×2回)と、受講態度(20%,資料等の持参なしや居眠り,指定した以外でのスマホの使用は減点)の評価により総合評価を行う。履修したら,必ず60点以上を目指すこと。
受講態度は、すでに講義で話した内容を聞いてない、指示しているとおりに行っていない、講義を受ける準備が出来ていない(事前学修,事後学修)等についての採点し、評価する。
なお,履修者が「演習:電子提出ファイル」(レポート1)の提出後,次回の授業で課題の中での特徴的な見解や誤解などについてコメントする.レポート2についても次回の授業で課題の中での特徴的な見解や誤解などについてコメントする。また疑問点については、適宜回答する。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

著者:二見良治,西敏明 書名:継続的改善のためのExcel統計解析講座2 必須 統計解析の基礎 出版社:日科技連出版