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経済統計論II 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
佐井 至道 後期1コマ   経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考 (事前申込科目)定員60名程度,経済学部2年生優先
シラバス1

【授業の目的】

 経済学部経済学科に係る専門科目(選択必修科目)として,本講義は経済統計論Iに引き続いて,経教育理念に沿って,統計という手法を用いて経済事象を捉え,分析し,解決する能力を備えた人材の育成を目指す。

【到達目標】

1) 変数が3個以上ある多変量データについて特徴を把握することができる。
2) 重回帰分析や数量化理論I類などを用いて多変量データを分析できる。
3) 個々に収集した実際の多変量データについて適切な手法を用いて分析できる。
4) 質的変数のデータに対してダミー変数を用いて適切な分析ができる。

【授業計画】

この講義は対面で行う予定である。連絡事項については「講義掲示板」を通じて行う。
オンライン対応時には,YouTubeの視聴を基本とし,講義時間前に「講義掲示板」で視聴方法などを説明するとともに資料を配付し,課題はメールに添付して送信してもらう。

1.多変量解析の概略
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:講義で学習した手法の復習
2.相関係数と単相関回帰
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
3.重回帰分析の概略
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
4.重回帰分析の利用例
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
5.重回帰分析応用:重相関係数と偏相関係数(1)
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
6.重回帰分析応用:重相関係数と偏相関係数(2)
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
7.重回帰分析応用:データの変換と回帰
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
8.重回帰分析応用:ダミー変数の使用法(1)
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
9.重回帰分析応用:ダミー変数の使用法(2)
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
10.数量化理論の概略
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
11.数量化理論I類の利用法
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
12.ログリニア分析の概略
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
13.ログリニア分析の利用法
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
14.個々に収集したデータに対する分析
・事前学修:分析するデータの収集
・事後学修:予測結果と実際の値との差の評価
15.レポート作成
・事前学修:分析するデータの収集
・事後学修:予測結果と実際の値との差の評価

【予習・復習】

予習(1時間程度)使用するデータの選定,手法の予習など
復習(3時間程度)レポートの作成,返却されたレポートについての復習など

【授業関連科目】

統計学総論I,IIを前年度までに受講していることが望ましい。
経済統計論Iを受講していることが望ましい。

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポートと講義内の小テスト
講義における出席状況や提出するレポートを80%,講義内の小テストを20%として評価する。レポートについては,毎回チェックして返却し,次回の講義で解説する。
受講者数の上限を65名程度とする。希望者多数の場合には抽選を行うが,2021年度入学の経済学部生を優先する。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

著者:佐井至道 書名:例解調査論 出版社:大学教育出版