企業法務法特殊講義 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 経済 | 経営 | 商 | ||||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
谷口 怜司 | 後期 | 法 | 経済 | 経営 | 商 | ||||
備考 | 大学院 | ||||||||
実務経験 | 内容 | 弁護士業務を10年間行い,日本の弁護士とともに,米国ニューヨーク州の弁護士です。会社内のインハウスロイヤー(弁護士出向)としても,約5年程度の経験があります。 | |||||||
授業との関連 | 弁護士として企業法務全般を扱うとともに,国際的な法務を行ってきました。会社内の法務部門で働いた実績もあります。 |
企業法務,経営法務,ビジネス法務,戦略法務などの領域において法を実践できる知識と技能を身に着け,企業や社会に貢献できる人物を養成する。
企業における企業法務,経営法務,ビジネス法務,戦略法務等の領域の法律の専門職として,また,税理士,社会保険労務士などの専門職(家)として,かつ,社会人として,以下のことを目標とする。
1 企業のコンプライアンスやコーポレート・ガバナンスについて経営者らに提言し,各職場において従業員を指導し,リーダーシップをとることができる。
2 企業のリスク・マネジメントについて提言し,政策立案,実践ができる。
3 企業の経営戦略のための法務戦略について提言,立案,指導ができる。
4 企業の社会的責任(CSR)について提言,指導,政策立案ができる。
第1回:企業法務1 (法の機能と企業法務,予防法学・法工学の原理と構造,紛争予防・解決のシステム)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第2回:企業法務総論2 (リスク・マネジメント,コンプライアンス,企業法務の対象・領域)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第3回:経営管理機構 (コーポレートガバナンス論,日本における企業統治機構)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第4回:監査機構 (監査制度の沿革,会計監査と業務監査,監査役の権限,監査役会制度,社外監査役,監査委員会,会計監査人)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第5回:役員の経営責任1(取締役の義務,取締役の会社に対する責任,野村證券損失補填事件,大和銀行株主代表訴訟事件,取締役の責任の軽減)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第6回:役員の経営責任2(取締役の第三者に対する責任,経営判断の原則,取締役の監視義務,株主代表訴訟,監査役の責任)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第7回:企業金融・金融取引・約款取引・商取引法 (企業の資金調達の方法,新株の発行と差止・無効,新株予約権,社債の発行,銀行取引,信託取引,証券取引,普通契約約款,取引基本契約,継続的取引契約の解約・終了)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第8回:企業の集中・結合・不公正取引と経済法
(私的独占,カルテル,談合,不公正取引,下請法)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第9回:消費者保護・製造物責任 (消費者保護法,消費者契約法,製造物責任法)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第10回:人事・労務の諸問題 (労働時間管理,解雇権濫用の法理の適用・類推適用,整理解雇の要件,労働条件不利益変更の法理,外部労働者の利用契約)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第11回:企業責任 (民事責任・行政責任・刑事責任,労災補償責任と民事賠償責任,安全・健康配慮義務,過労疾病・過労死・過労自殺,メンタルヘルス・ケア,セクシュアルハラスメント)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第12回:企業秘密の保護・競業防止義務 (特許・商標・著作権等の戦略)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第13回:知的財産権戦略・企業秘密の保護・競業防止義務
(不正競業防止法,職務発明,著作権)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第14回:企業提携・M&A・企業再編 (資本・技術・販売・人事等の提携,共同研究・開発,企業法と防衛,合弁会社と株主間契約,持株会社,合併,営業譲渡,株式交換,株式移転,会社分再編と労働者の承継問題)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
第15回:国際法務 (英文契約書,準拠法,仲裁,日本法との違い)
予習:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習:講義内容を確認すること
講義を受講するに際して,予習2時間,復習2時間をとること。
予習内容:レジュメを読み,条文・判例などを確認すること
復習内容:講義内容を確認すること
レポートの評価,授業への積極的参加度,出席状況などを考慮して評価する。
レジュメについて,毎回の講義内容について,簡単な質問をし,次回の授業開始時に課題を回収し、授業の中で回答を検討する。
プリントを配布する
著者:神作 裕之 (東京大学教授),藤田 友敬 (東京大学教授),加藤 貴仁 (東京大学教授)/編 書名:会社法判例百選 第4版 出版社:有斐閣
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
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○ | ○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | その他 | |||||
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課題解決型 | ディスカッション ディベート |
グループワーク ペアワーク |
プレゼン テーション |
フィールド スタディ |
その他 | |||
○ | ○ | ○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
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【初年次教育】 | 【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 | 大学院進学 | |
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○ | ○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
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評価(方法)手段 | 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
学習目標(比率) | 10% | 20% | 20% | 10% | 10% | 10% | 20% | ||||
評価手段(比率) | 試験 | ||||||||||
小テスト | |||||||||||
レポート | 20% | 5 | 10 | 5 | |||||||
成果発表 | 50% | 5 | 10 | 10 | 5 | 5 | 5 | 10 | |||
受講態度 | 30% | 10 | 5 | 5 | 10 | ||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
○ | ○ | ○ |