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研究演習2年前期 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営    
2013年度以前入学生
西 敏明 前期   経済   経営    
備考 大学院 ■不開講
シラバス1

【授業の目的】

本学の建学の精神である「学問と真理に対して謙虚な情熱と不屈のファイトを持つ人物の養成」を目指し、教育理念として「高度な専門知識と具体的社会事象に関する問題分析能力、理論的予測能力、創造的な政策立案・実践能力を備えた人材の養成」に寄与することである。
研究演習2年前期は、修士論文の作成のために実際に取り組みをおこない、都度、研究方向について議論し、年度末の修士論文提出するために議論・醸成を進める。

【到達目標】

修士論文の着実な完成を目指すために、「修士論文に必要な知識、分析方法の理解と修得」を到達目標とする。

【授業計画】

この講義は,
1 対面講義で行います.なお,学校閉鎖時にはZoomを使用した講義となります.オンライン授業の場合,自分でExcelが出来る環境であることが履修条件です.
2 変更があれば,学内掲示板等を通じて連絡します.
3 対面の際は,配付資料とともに,毎回課題提出の予定です.詳しくは「成績評価方法・注意」を参照のこと.

1.テーマの選定(1) 周辺状況の把握
参考書:「品質」2018 vol.1 
事前学修:修士論文の周辺状況について、事前に調べておき、理解すること。
事後学修:テーマの意味・研究意義について復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

2.テーマの選定(2)先行研究の把握(国内)
参考書:「品質」2018 vol.2
事前学修:先行研究について、事前に調べておき、理解すること。
事後学修:国内の動向について復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

3.テーマの選定(3)先行研究の把握(海外)
参考書:「品質」2018 vol.3
事前学修:先行研究について、事前に調べておき、理解すること。
事後学修:国内の動向について復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

4.問題と課題の整理(1)現状の把握
参考書:「品質」2018 vol.4
事前学修:テーマの問題と課題、事前に調べておき、理解すること。
事後学修:親和図で整理して復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

5.問題の重点指向
参考書:「品質」2017 vol.1
事前学修:重点指向すべき問題を事前に調べておき、理解すること。
事後学修:連関図で整理して復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

6.要因の解析(1)言語データ
参考書:「品質」2017 vol.2
事前学修:要因の因果モデルについて事前に調べておき、理解すること。
事後学修:因果分析モデルで適用できるかどうか整理して復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

7.要因の解析(2)数値データ
参考書:「品質」2017 vol.3
事前学修:数値データで整理し、事前に分析し、理解すること。
事後学修:各種変数の意味を整理して復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

8.要因の解析(3)統計的処理
参考書:「品質」2017 vol.4
事前学修:統計的処理の必要性を事前に調べておき、理解すること。
事後学修:統計ソフトの扱い方を理解して、復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

9.要因に対する解決策の探索(1)現状より一部改変
参考書:「品質」2016 vol.1
事前学修:要因間の関係性を事前に調べておき、理解すること。
事後学修:各種マトリックス図の適用を考え、復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

10.要因に対する解決策の探索(2)構築モデルから考える
参考書:「品質」2016 vol.2
事前学修:連関図的に数値データ処理を行い、理解すること。
事後学修:各種モデルの検討を行い、復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

11.対策の立案と妥当性
参考書:「品質」2016 vol.2
事前学修:対策型系統図で各種評価項目で優先順位を事前に調べておき、理解すること。
事後学修:真因の追求の考え方を理解して、復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

12.対策の立案の確実性と影響
参考書:「品質」2016 vol.3
事前学修:対策型PDCAの必要性を事前に調べておき、理解すること。
事後学修:仮説検証の考え方を理解して、復習しておくこと。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

13.1−12までのまとめとその議論
参考書:「品質」2016 vol.4
事前学修:修士論文の中間発表のため、事前に調べておき、準備しておくこと。
事後学修:研究演習内での発表後、必要事項、検討事項について整理すること。わからない点が出てきたら、次回、質問をすること。

14.残っている課題の整理
参考書:「品質」2015 vol.1
事前学修:残っている課題の整理を行い、発表準備する。
事後学修:振り返りの発表を行い、整理して論文の補完を行う。

15.1−14のまとめとその総合議論
参考書:修士論文(中間版)
事前学修:先行研究との違いを整理すること。
事後学修:シラバス13、14および先行研究の違いから今後研究すべき事項の俯瞰的な整理を行う。


修士論文の作成指導を毎回行い、かつ日本品質管理学会誌より修士論文の参考となる論説や論文等を使い講義を行い、都度、修士論文のテーマ、内容の議論および方向性について指導を行う。

【予習・復習】

<授業1回当たりの予習・復習の時間>
予習の時間:1.5時間、復習の時間:2.5時間
<予習の目標値(内容)>
「授業前には、該当の事前配布プリントで、演習箇所を読み、わからないところを明確にし、その箇所については事前学習し、修士論文作成の予習をすること。」
<復習の目標値(内容)>
「毎授業後には「演習要約レポート」を提出すること。その後、演習中、理解できなかったところを復習して、理解しておくこと。」

【授業関連科目】

システム分析特殊講義

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:修士論文(前期段階、中間)、成果発表、受講態度により評価する。
「修士論文レポート」(35%)を毎回作成し、それをもとに演習を踏まえ成果発表(25%)し、さらに議論や質疑応答などから受講態度(40%)を評価する。なお、修士論文レポート提出した場合、次回の授業で課題の中での特徴的な見解や誤解などについてコメントする。また、疑問点については、授業内で適宜回答する。
「PC・タブレット(学生自身が準備)」について、修士論文は逐次・時系列的に作成することになるので、準備が必要である。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する
著者:飯塚悦功 書名:現代品質管理総論 出版社:朝倉書店
著者: 書名:日本品質管理学会誌「品質」 出版社:日本品質管理学会