【授業の目的】

この授業では、家族関係を中心として、国際私法について学ぶことを目的とします。

【到達目標】

この授業では、渉外的な生活関係が法的にどの様に規律されるかについて、各国法の違いを理解するとともに、その規律の中心となる国際私法について理解し、具体的な課題に適用することができる力を養います。到達目標は、以下の通りです。
（１）家族関係に関する各国法の違いを理解することができる。
（２）日本の国際私法規定である「法の適用に関する通奥法」の規定を理解し、与えられた課題に適用することができる。
（３）法律の規定に従って、課題を解決し、それを論理的に表現することができる。

【授業計画】

授業は、事前に教科書の該当箇所を予習してきたことを前提として、レジュメに沿って行います。
また、毎回、その日の授業の整理シートを配布するので、それで復習をしてください。
授業計画は次の通りです。詳細は第1回の授業の際に説明します。


なお、コロナウィルス感染症の拡大に伴い対面での授業ができない場合は、オンラインで授業を行います。
その場合には、you tubeの動画配信による予定でいます。詳細については、メールで指示をします。

１　国際私法の意義　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する
　　　　　　　　　　
２　渉外的生活関係と裁判　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

３　家族関係に関する重要な連結点　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

４　本国法の決定　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

５　国際結婚の成立　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

６　夫婦間の法律関係　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

７　夫婦財産制　　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

８　国際離婚　　　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

９　実親子関係の成立
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

10 国際養子縁組　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

11 親子間の法律関係　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

12 扶養　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

13 相続・遺言　　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

14 反致　　　　　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

15 公序　　　　　　　　　　　　　　　　
　　事前学習：教科書の該当箇所を読んでおく
　　事後学習：配布する整理シートで授業内容を整理する

16 期末テスト　　　　　　　　　　　　

【予習・復習】

予習・復習にそれぞれ最低２時間程度は取るようにしてください。
予習は教科書の該当ページを予め読んでくること
復習は授業で配布する整理シートを利用してください

【授業関連科目】

家族法に関する授業を履修済みが同時に履修すると理解が容易になります。
また、後期の国際私法２を履修すると、国際私法を全体として学ぶことができます。

【成績評価方法・注意】

定期試験７０％、中間小テスト３０％で評価します。
テストの解答例、講評についてはメールで受講者にフィードバックします。

【教科書】

著者：中西康・北澤安紀・横溝大・林貴美　書名：国際私法　第２版　出版社：有斐閣

【参考書】

参考書を使用しない