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商業科教育法II 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 3年以上 3年以上
2013年度以前入学生
吉田 信 後期1コマ   経済   経営    
備考 教職科目(2019年度以後入学の教職コース生のみ),3年次生のみ
実務経験 内容 38年間関西高校、笠岡商業高校、玉野商業高校、岡山商業高校、岡山東商業高校で教師として教壇に立ち、そのうち岡山東商業高校、笠岡商業高校で5年間教頭として勤務、その後笠岡商業高校、津山商業高校、岡山東商業高校で7年間校長として勤務し高等学校教育に関する実務経験を積んだ。
授業との関連 38年間高等学校に勤務し商業に関する授業を担当した経験をもとに商業教育について言及し、商業教育(ビジネス教育)の観点から理論的実践的知識や技術を教授する。
シラバス1

【授業の目的】

1.商業教育の必要性を認識し、「教科専門に強い教師」、「心豊かな教師」を目指す。
2.平成30年7月告示の高等学校学習指導要領に基づき、高等学校における商業科目について、そのねらいや内容、指導計画の作成、指導方法等について理解し、学習指導ができる。

【到達目標】

この授業は、高等学校教諭免許状「商業」を取得しようとする学生を対象にしている。
1.高等学校の商業科教員としての基礎的な資質を身に付けることができる。
2.基礎的科目について内容および指導上の留意点についてを理解し、学習指導案が作成できる力を身につけることができる。

【授業計画】

【授業方法】
 この講義は対面講義で行います。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、オンライン授業「ZOOM」に切り替えることがあります。

1.現行学習指導要領における教育課程の編成、各科目の指導計画の作成とその内容の取扱い
  ・事前学修:高等学校学習指導要領解説「商業」P154〜P163を読んで、疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートづくり 
2.商業科目の指導形態と学習指導
  ・事前学修:別紙資料「教師になろう」のアクティブラーニング、学習指導のスタンダードを読んで、疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートづくり 
3.商業科目の授業展開と教材作成の方法
  ・事前学修:別紙資料「教師になろう」の学習指導案の作成に関する箇所を読んで、疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:学習指導案を作成  
4.学習指導案の作成「ビジネス基礎」
  ・事前学修:学習指導案を作成してくる
  ・事後学修:学習指導案の作成  
5.模擬授業「ビジネス基礎」反省・批評会
  ・事前学修:模擬授業の準備
  ・事後学修:学習指導案の手直しと模擬授業の振り返り 
6.学習指導案の作成「簿記」
  ・事前学修:学習指導案を作成してくる
  ・事後学修:学習指導案の作成 
5.模擬授業「簿記」反省会・批評会
  ・事前学修:模擬授業の準備
  ・事後学修:学習指導案の手直しと模擬授業の振り返り 
7.学習指導案の作成「情報処理」
  ・事前学修:学習指導案を作成してくる
  ・事後学修:学習指導案の作成 
8.模擬授業「情報処理」反省会・批評会
  ・事前学修:模擬授業の準備
  ・事後学修:学習指導案の手直しと模擬授業の振り返り 
9.学習指導案の作成「原価計算」
  ・事前学修:学習指導案を作成してくる
  ・事後学修:学習指導案の作成 
10.模擬授業「原価計算」反省会・批評会
  ・事前学修:模擬授業の準備
  ・事後学修:学習指導案の手直しと模擬授業の振り返り 
11.学習指導案の作成「マーケティング」
  ・事前学修:学習指導案を作成してくる
  ・事後学修:学習指導案の作成 
12.模擬授業「マーケティング」反省会・批評会
  ・事前学修:模擬授業の準備
  ・事後学修:学習指導案の手直しと模擬授業の振り返り 
13.学習指導案の作成「経済活動と法」
  ・事前学修:学習指導案を作成してくる
  ・事後学修:学習指導案の作成  
14.模擬授業「経済活動と法」反省会・批評会
  ・事前学修:模擬授業の準備
  ・事後学修:学習指導案の手直しと模擬授業の振り返り 
15. 学習指導要領の指導計画と指導計画と内容の取扱いおよびまとめ
   総則および科目群、各科目の取り扱いに関するまとめ
  ・事前学修:高等学校学習指導要領解説「商業」P165〜P173を読んで、疑問点をまとめて質問できるようにしておく。
  ・事後学修:ノートづくり 
16.定期試験

※ 授業で与えられた学習指導案作成や課題の調査、模擬授業の準備など、予習に2時間かけること。また、模擬授業後は復習に2時間はかけ振り返りをすること。
※ 教科書の「ビジネス基礎」・「簿記」・「情報処理」及び参考書の「高等学校学習指導要領解説(商業編)」は前期に学修した「商業科教育法1」に使ったものをそのまま使用するのでこの科目であらためて購入する必要はない。

【予習・復習】

講義を受講するに際して2時間の予習、2時間の復習時間を確保すること。
予習内容:毎時間学習指導案や補助プリントを作成し授業に参加すること。
復習内容:模擬授業の反省会における意見を参考にし模擬授業の振り返りと学習指導案の手直しと見直しをすること。
・教員採用試験の勉強に毎日取り組むこと。自主勉強会に出席すること。

【授業関連科目】

「商業科教育法1」を履修していること。

【成績評価方法・注意】

・授業への参加、模擬授業、宿題・レポート、試験により評価する。
 宿題やレポートは、授業で発表したり提出して指導評価していきます。
・コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い試験が実施されなくなった場合は、ZOOMによるオンライン試験を実施します。
・模擬授業では、パソコンや書画カメラ等ICT機器も活用し授業展開をすること。
 模擬授業は、実施後すぐに反省会を持ち意見交換しながら評価していきます。
・模擬授業を行う前に十分な教材研究をして、学習指導案、補助プリント等作成すること。
・日商簿記検定3級および2級、または全商簿記検定1級未取得者は取得すること。
・情報処理検定にも挑戦し全商1級またはITパスポート、基本情報技術者試験の取得すること。

【教科書】

著者:片岡寛・清水啓典、大塚宗春・川村義則 書名:ビジネス基礎 新訂版、高校簿記 新訂版 出版社:実教出版
著者:中澤興起 書名:最新情報処理 新訂版   出版社:実教出版
著者:文部科学省 書名:高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説(商業編)  出版社:文部科学省

【参考書】

参考書を使用しない

シラバス2
【授業形態】 講義 演習 実習・実技 実験
   
【授業方法】 受動型 アクティブラーニング その他
課題解決型 ディスカッション
ディベート
グループワーク
ペアワーク
プレゼン
テーション
フィールド
スタディ
その他
       
【受講生のPC等使用】 PC・タブレット(教室に備付) PC・タブレット(学生自身が準備) スマートフォン その他
   
【初年次教育】   【接続科目】 地域社会 国際社会 産業界 大学院進学
       
【評価(方法)手段】
評価(方法)手段 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP)
知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
CP1 CP2 CP3 CP4 CP5 CP6 CP7 CP8 CP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観
評価(方法)手段    
学習目標(比率) 60% 5% 5% 10% 10% 5% 5%
評価手段(比率) 試験 40% 40
小テスト
レポート 5% 5
成果発表 40% 20 5 5 5 5
受講態度 15% 5 5 5
その他
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 知能・技能 思考・判断・表現力 主体性・態度
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7 DP8 DP9
専門知識 一般知識 思考力 判断力 会話・文章力 意欲・責任感 協調性 持続性 倫理観