社会保障論II | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 2年以上 | 経済 | 2年以上 | 経営 | 商 | 2年以上 | |||
2013年度以前入学生 | |||||||||
國光 類 | 後期1コマ | 法 | 2年以上 | 経済 | 2年以上 | 経営 | 商 | 2年以上 | |
備考 |
経済学部経済学科に係る専門科目(選択必修科目)として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他学部の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。
到達目標は次のようなことが理解でき、説明できるようになること。
1.日本や海外の社会保障の理念、歴史的展開を理解する。
2.当事者として考え、価値判断する視座を獲得する。
社会保障論IIでは、社会保障の基本理論と、歴史的展開を中心に論述する。本講義では、年金、医療に重点を置き、主要各国(アメリカ・イギリス・ドイツ・中国)の社会保障制度についても紹介する。日本や海外の社会保障制度に対する理解を深めることで、現行制度の課題に対する持論を展開できるようになることを目標とする。
この講義は対面で行う予定ではあるが、学校閉鎖等のオンライン対応時にはZoomを使った遠隔授業を行う。講義日の前日までに具体的な指示を「講義掲示板」から送信します。
1.ガイダンス
事前学習:シラバスを読む
事後学習:キーワードについて調べる
2.社会保障の哲学
事前学習:再分配の公平性について考える
事後学習:確認問題を解く
3.医療再編
事前学習:医療資源について調べる
事後学習:確認問題を解く
4.医療規制と競争
事前学習:準市場について調べる
事後学習:確認問題を解く
5.医療費適正化の動き
事前学習:診療報酬・患者の自己負担について調べる
事後学習:確認問題を解く
6.健康格差
事前学習:所得格差が健康に与える影響について考える
事後学習:確認問題を解く
7.行動医療経済学
事前学習:肥満・喫煙ついて調べる
事後学習:確認問題を解く
8.海外の医療保険
事前学習:海外の医療事情について調べる
事後学習:確認問題を解く
9.年金の理論
事前学習:限定合理性・モラルハザードについて調べる
事後学習:確認問題を解く
10.年金改革の動向
事前学習:100年安心プランについて調べる
事後学習:確認問題を解く
11.海外の公的年金
事前学習:海外の年金について調べる
事後学習:確認問題を解く
12.介護保険の課題
事前学習:財源・労働者不足について調べる
事後学習:確認問題を解く
13.海外の介護事情
事前学習:公的介護保険のある国について調べる
事後学習:確認問題を解く
14.公的責任と私的責任
事前学習:福祉レジームについて調べる
事後学習:確認問題を解く
15.まとめ
事前学習:レポートを作成する
事後学習:これまでの内容を復習する
予習(1時間程度)キーワードについて調べること。
復習(3時間程度)課題に基づいてレポートを作成すること。
ミクロ経済学の履修を前提に授業をします。
社会保障論I、社会政策I、経済史概論I・II、中級ミクロ経済学を履修していることが望ましい。
レポート(100%)
2回以上のレポートの提出によって評価します。レポートとしての体裁、内容、考察を、総合的に評価します。また、授業での貢献に応じて加点します。
基準に満たないレポートについては、講義掲示板を通じて各人にフィードバックする。優れたレポートについては、本人同意のもとで紹介をする。
プリントを配布する
適宜指示する
著者:小塩隆士 書名:社会保障の経済学【第4版】 出版社:日本評論社