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不法行為法 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
鬼頭 祐紀 後期1コマ 2年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロポリシー:DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力、DP5文章力、DP8持続性
法学部法学科に関わる専門科目として、民法とりわけ「不法行為法」に関する基礎知識を修得し、これを基に紛争を解決する基礎的思考力を養うことを目的とする。

【到達目標】

(1)不法行為に関する基礎知識を修得し、関連条文等について具体例を用いて説明することができるようになる。
(2)目下の紛争の争点がどこにあるかを把握することができる。

【授業計画】

本講義は、基本的にレジュメに基づき、担当教員が民法の「不法行為法」に関する条文・判例・学説を説明する形で進行する。
具体的な講義計画は、下記のとおりである。

1. ガイダンス / 民法の全体像と不法行為法の位置づけ ― 本講義の対象:【教科書p2-10】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

2. 不法行為の意義:【教科書: p494】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

3. 権利ないし法益侵害:【教科書 : p495】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

4. 故意・過失:【教科書 : p496-497】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

5. 因果関係(事実的因果関係/保護範囲):【教科書 : p498-499】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

6. 損害の金銭的評価・損害額の算定:【教科書 : p500-505】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

7. 損害額の調整(過失相殺等): 【教科書: p519-523】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

8. 損害賠償責任の主体:【教科書 : p505-507】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

9. 差止請求権:【教科書 : p531-536】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する
 
10. 不法行為の成立を阻却する事由/ 不法行為責任の消滅時効・除斥期間:【教科書 : p512, 516】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

11. 特殊の不法行為(1)−監督義務責任:【教科書 : p508-511】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

12. 特殊な不法行為(2)−使用者責任・注文者の責任:【教科書: p517-520】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

13. 特殊な不法行為(3)−土地工作物責任・共同不法行為責任:【教科書: p520-521, 528-531】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

14. 特殊な不法行為(4)−特別法:【教科書:p522-524, 525-528】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

15. 総括
事前学修:レジュメを整理し、要点を整理する
事後学修:教科書を一読すること

【特記事項】
(1)【教科書】=潮見佳男『民法(全)[第2版]』(2019, 有斐閣)
(2)関連する資料については、適宜紹介する。
(3)毎回ではないが、講義中に条文の説明や判例の事例の整理を求めることがある。

【学校閉鎖時の対応】
新型コロナウィルスの流行に伴い、学校が閉鎖された場合の対応は下記のとおりである。
(1)講義資料は、講義掲示板を通じて配布する。
(2)オンライン講義は、Zoomを使用して行う。
(3)質問等については、メールで受け付け、オンライン講義中又は個別に回答する。

【予習・復習】

講義1回あたりにつき、最低4時間の予習・復習を要する。
予習:教科書の熟読
   なお、教科書の熟読については、自分に合う参考書を選択して、該当箇所を熟読してきても構わない。
復習:講義レジュメ、教科書、参考書等を用いながら再度講義内容の理解に努める。
   不明な箇所がある場合には教員に質問すること。

【授業関連科目】

民法概説、民法総則、物権総論、債権総論、担保物権、契約法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:

(1)小テスト(30%)
空欄補充問題及び択一問題で小テストを適宜実施する。
小テスト実施後、毎回5〜10分間で解説を実施する予定である。

(2)学期末レポート(70%)
講義で述べた内容に関するレポートを実施する(1回)。
採点後、ポイント解説を実施する予定である。

(3)その他
評価にあたっては講義中の発言等を含む「学習意欲・受講態度」等を加味することもある。
受講生からの質問については、適宜、メール等を用いて受付・回答を行い、場合によっては講義中に取り上げて解説を行う。

【教科書】

著者:潮見佳男 書名:民法(全)第2版 出版社:有斐閣

【参考書】

適宜指示する