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担保物権 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
鬼頭 祐紀 後期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロポリシー:DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力、DP5文章力、DP8持続性
法学部法学科に関わる専門科目として、民法とりわけ「担保物権」に関する基礎知識を修得し、これを基に紛争を解決する基礎的思考力を養うことを目的とする。

【到達目標】

(1)担保物権に関する基礎知識を修得し、関連条文等について具体例を用いて説明することができるようになる。
(2)目下の紛争の争点がどこにあるかを把握することができるようになる。

【授業計画】

本講義は、基本的にレジュメに基づき、担当教員が民法の「担保物権」に関する条文・判例・学説を説明する形で進行する。
具体的な講義計画は、下記のとおりである。

1. ガイダンス / 民法の全体像と担保物権の位置づけ − 本講義の対象:【教科書 : p2-10】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

2. 担保物権の意義 / 担保物権の種類:【教科書 : p180-182】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

3. 抵当権の特色 / 抵当権の設定と実行: 【教科書 : p200-203】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

4. 抵当権と物上代位 / 抵当権と利用権との調整:【教科書 : p204-210】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

5. 法定地上権・一括競売 / 抵当不動産の第三取得者の保護:【教科書 : p213-218】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

6. 抵当権の処分:【教科書: p211-212】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

7. 抵当権の侵害 / 抵当権の消滅:【教科書 : p220-221】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

8. 共同抵当:【教科書 : p218-219】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

9. 根抵当権:【教科書 :p221-227】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

10. 留置権 : 【教科書: p183-189】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

11. 先取特権:【教科書 : p190-192】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

12.質権:【教科書 :p193-199 】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する


13. 非典型担保物権(1)− 譲渡担保:【教科書 : p228-238】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

13. 非典型担保物権(1)− 譲渡担保:【教科書 : p228】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する

15. 総括
事前学修:レジュメを整理し、要点を整理する
事後学修:教科書を一読すること


【特記事項】
(1)【教科書】=潮見佳男『民法(全)第2版』(2019, 有斐閣)
(2)関連する資料については、適宜紹介する。
(3)毎回ではないが、講義中に条文の説明や判例の事例の整理を求めることがある。

【学校閉鎖時の対応】
新型コロナウィルスの流行に伴い、学校が閉鎖された場合の対応は下記のとおりである。
(1)講義資料は、講義掲示板を通じて配布する。
(2)オンライン講義は、Zoomを使用して行う。
(3)質問等については、メールで受け付け、オンライン講義中又は個別に回答する。

【予習・復習】

講義1回あたりにつき、最低4時間の予習・復習を要する。
予習:教科書の熟読
   なお、教科書の熟読については、自分に合う参考書を選択して、該当箇所を熟読してきても構わない。
復習:講義レジュメ、教科書、参考書等を用いながら再度講義内容の理解に努める。
   不明な箇所がある場合には教員に質問すること。

【授業関連科目】

民法概説、民法総則、物権総論、債権総論、契約法、不法行為法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:

(1)小テスト(30%)
空欄補充問題及び択一問題で小テストを適宜実施する。
小テスト実施後、毎回5〜10分間で解説を実施する予定である。

(2)学期末レポート(70%)
講義で述べた内容に関するレポートを実施する(1回)。
採点後、ポイント解説を実施する予定である。

(3)その他
評価にあたっては講義中の発言等を含む「学習意欲・受講態度」等を加味することもある。
受講生からの質問については、適宜、メール等を用いて受付・回答を行い、場合によっては講義中に取り上げて解説を行う。

【教科書】

著者:潮見佳男 書名:民法(全)第2版 出版社:有斐閣

【参考書】

適宜指示する