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研究演習4年 4単位 2014年度以後入学生
4年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
宍戸 圭介 通年1コマ 4年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP1 専門知識、DP3 思考力、DP4 判断力、DP5 会話・文章力、DP6 意欲・責任感、DP7 協調性
法学学習を深める上で必要と思われるスキル・作法を身につける(3年次で獲得したスキルを確認、さらに発展させる)

【到達目標】

1. 基本的な憲法学の判例を理解する
2. 問題に対して、適切な資料を収集することができる
3. 適切な方法でレポートやレジュメを作成できる
4. 責任を持って与えられた時間枠でプレゼンテーションを行い、議論に参加できる

【授業計画】

【講義方法】
原則として「対面」で行う。学校閉鎖時においては、Zoomを利用するケースもあるが、必要に応じて対面で指導を行う。

【授業計画】
[概要]
憲法学に関する具体的な問題について、各自がレジュメを作成し報告を行う。
前期は、各自に報告を行っていただく。古い判例に関しては、既に相当量の資料が存在することが多々ある。多くの資料の収集・分析は容易ではなく、報告準備の負担を覚悟の上で履修を行ってほしい。
報告内容については、報告者以外も受講者全員が予習を行ってくること。学生間での教え合いを基本として運営する。

後期は、参加者各自の希望を調整した上で報告内容を決定する。
また、日程上可能であれば学外で施設見学を行いたい。見学参加にあたっては、事前・事後学習を求める。
(他のゼミと合同で行うこともあり得る。)
施設見学に際しては、企画立案から報告書の作成まで学生主導で行うことを求める。
なお、演習において主要判例全てを取り扱うことは不可能である。参加者はテキストや参考書を手掛かりに、自学・自習すること。

[予定]
第1回 ガイダンス
 予習:学習したいテーマについて具体的に調査して来ること
 復習:資料収集
第2回 報告者・報告内容等の確定
 予習:テーマの選定を進めること
 復習:資料収集
第3回 判例読解ガイダンス(1)
 予習:各自、参考書に掲げる文献を通読+担当者は報告準備
 復習:文献再読
第4回 判例読解ガイダンス(2)
 予習:各自、参考書に掲げる文献を通読+担当者は報告準備
 復習:文献再読
第5回 判例読解ガイダンス(3)
 予習:各自、参考書に掲げる文献を通読+担当者は報告準備
 復習:文献再読
第6回 報告資料収集状況確認
 予習:資料収集、文献リストの作成
 復習:追加調査
第7回 報告(1)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第8回 報告(2)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第9回 報告(3)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第10回 報告(4)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第11回 報告(5)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第12回 報告(6)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第13回 報告(7)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第14回 報告(8)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第15回 全体報告会(又はレポート提出)
 予習:各自、短めの報告準備
 復習:資料整理及び追加調査、施設見学の候補を調査

第16回 後期方針調整
 予習:施設見学の候補を調査
 復習:幹事は他ゼミとの調整+各自見学予定席施設に関して「法的観点から」調査するテーマ調整、資料収集
第17回 事前学習〜報告者・報告内容等の確定
 予習:テーマの選定、他ゼミテーマとの調整、資料収集
 復習:資料収集
第18回 報告資料収集状況確認
 予習:文献整理、文献リストの準備
 復習:報告準備’
第19回 事前学習(1)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第20回 事前学習(2)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第21回 事前学習(3)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第22回 事前学習(4)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第23回 事前学習(5)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第24回 事前学習(6)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第25回 事前学習(7)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第26回 事前学習(8)
 予習:各自、文献を通読&問題点整理+報告者はレジュメ準備
 復習:資料整理及び追加調査
第27回 施設等見学
 予習:質問事項など整理、交通手段確保
 復習:ノート整理
第28回 事後学習(1)
 予習:事後報告回プレゼン準備
 復習:資料整理及び追加調査
第29回 事後学習(2)
 予習:事後報告回プレゼン準備
 復習:資料整理及び追加調査
第30回 全体報告会(又はレポート提出)
 予習:報告会資料作成・配布
 復習:関連資料を追加調査

[備考]
小型の六法、判例集を用意して欲しい。

【予習・復習】

予習(3時間程度):報告担当者はもちろん、報告担当者以外も検討対象である課題についてニュースや関連資料をチェックしておくこと。主要判例については、日々判例集を読み進めておくこと。
復習(1時間程度):学習内容をよく整理すること。報告が不十分であった場合は、追加報告を求める。未消化となった部分の学習及び追加調査などを行うこと。

【授業関連科目】

憲法、行政法を履修していることが望ましい。

【成績評価方法・注意】

受講態度、報告及び提出物の内容によって評価する。報告資料作成においてはPCを使用。コピペ厳禁、単位を与えない。
ゼミは毎回参加が原則。無断欠席は厳禁である(連続無断欠席者及び報告担当の無断欠席者については、単位を与えない)。欠席について正当な理由がある場合は、書面の提出(遅延証明書など)を行うこと。フィードバックについては、授業内で適宜行うほか、メール等でも連絡をする。

【教科書】

【参考書】

著者:長谷部恭男ほか 書名:憲法判例百選[第7版]1・2 出版社:有斐閣
著者:中野次雄 ほか 書名:『判例とその読み方 三訂版』 出版社:有斐閣
著者:上田健介ほか 書名:憲法判例50! 出版社:有斐閣