【授業の目的】

本演習の目的は，受講生が(1)マーケティングの理論や概念をより深く学び，(2)調査設計の考え方を習得することである。これを通じて本学の教育目標である「専門学術の振興」への貢献を目指す。

【到達目標】

本演習を通じて，以下のことができるようになることを到達目標とする。
1．マーケティング論の知識を身につける。
2．マーケティングの理論や概念を説明することができる。
3．卒業論文への取り組み方を身につける。
4．経営現象を捉え，分析することができる。
5．卒業論文のテーマを見つけることができる。

【授業計画】

■通常時の授業方法について
・対面で実施する。

■学校閉鎖時の授業方法について
・学校閉鎖時は，Zoomを用いて実施する。
・ミーティングID/PW等の詳細は，講義掲示板およびGoogle classroomで連絡する。

■ゼミの進め方について
・前期はマーケティングの文献を輪読する。毎回，事前課題に取り組むこと。
・後期は，4年次の卒業論文執筆に向けて，リサーチ・デザインについて実践的に学ぶ。

※下記の授業計画は，受講人数や受講生の興味関心，進み具合により変更する場合がある。

01．前期オリエンテーション
事前学修：新聞や雑誌，インターネット等でビジネス情報を収集し，関心のある経営事象をピックアップする。
事後学修：第1回講義内容を確認する。

02．マーケティングの考え方：高嶋・桑原 (2008) 第1章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第2回講義内容を確認する。

03．製品差別化：高嶋・桑原 (2008) 第2章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第3回講義内容を確認する。

04．市場細分化：高嶋・桑原 (2008) 第3章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第4回講義内容を確認する。

05．製品ライフサイクル：高嶋・桑原 (2008) 第4章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第5回講義内容を確認する。

06．消費者行動：高嶋・桑原 (2008) 第5章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第6回講義内容を確認する。

07．新製品開発：高嶋・桑原 (2008) 第6章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第7回講義内容を確認する。

08．マーケティング・ミックス：高嶋・桑原 (2008) 第7章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第8回講義内容を確認する。

09．戦略的マーケティング論：高嶋・桑原 (2008) 第8章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第9回講義内容を確認する。

10．マーケティングの組織と資源：高嶋・桑原 (2008) 第9章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第10回講義内容を確認する。

11．マーケティングにおける関係の理論：高嶋・桑原 (2008) 第10章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第11回講義内容を確認する。

12．チャネル関係の構築：高嶋・桑原 (2008) 第11章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第12回講義内容を確認する。

13．営業活動による顧客関係の構築：高嶋・桑原 (2008) 第12章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第13回講義内容を確認する。

14．マーケティングと環境変化：高嶋・桑原 (2008) 第13章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第14回講義内容を確認する。

15．前期のまとめ
事前学修：前期の学修内容を整理したうえで，ケース分析レポートを作成する。
事後学修：第15回講義内容を確認し，レポートを修正する。

16．後期オリエンテーション：前期の成果発表と今後の進め方の確認
事前学修：前期の学修内容を整理したうえで，ケース分析レポートを修正し，発表準備を行う。
事後学修：第16回講義内容を確認する。

17．リサーチ・デザインとは何か1：参考書 田村 (2006) 第1章, pp.2-14.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第17回講義内容を確認する。

18．リサーチ・デザインとは何か2：参考書 田村 (2006) 第1章, pp.14-24.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第18回講義内容を確認する。

19．リサーチ・デザインの基本型1：参考書 田村 (2006) 第2章, pp.26-39.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第19回講義内容を確認する。

20．リサーチ・デザインの基本型2：参考書 田村 (2006) 第2章, pp.39-48.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第20回講義内容を確認する。

21．変数による思考1：参考書 田村 (2006) 第3章, pp.50-59.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第21回講義内容を確認する。

22．変数による思考2：参考書 田村 (2006) 第3章, pp.59-70.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第22回講義内容を確認する。

23．事例をいかに選択するか1：参考書 田村 (2006) 第4章, pp.72-84.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第23回講義内容を確認する。

24．事例をいかに選択するか2：参考書 田村 (2006) 第4章, pp.85-95.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第24回講義内容を確認する。

25．因果関係のコンセプト1：参考書 田村 (2006) 第5章, pp.98-104.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第25回講義内容を確認する。

26．因果関係のコンセプト2：参考書 田村 (2006) 第5章, pp.105-116.
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第26回講義内容を確認する。

27．比較事例での因果推論技法：参考書 田村 (2006) 第7章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第27回講義内容を確認する。

28．単独事例での因果推論技法：参考書 田村 (2006) 第8章
事前学修：テキストを読み，資料を作成する。
事後学修：第28回講義内容を確認する。

29．最終プレゼンテーション1：前半グループの発表と討議
事前学修：これまでの学修内容を整理したうえで，発表資料を作成する。
事後学修：第29回講義内容を確認する。

30．最終プレゼンテーション2：後半グループの発表と討議，後期のまとめ
事前学修：これまでの学修内容を整理したうえで，発表資料を作成する。
事後学修：第30回講義内容を確認する。

【予習・復習】

予習 (3時間)：テキストを読み，課題に取り組む・質問等をまとめること。報告担当者は資料を作成すること。
復習 (2時間)：授業の内容を確認すること。

【授業関連科目】

マーケティング論I・II，流通システム論I・II，広告論，商品開発，サービス・マーケティング，商業経営論，消費者行動論，研究演習2年，研究演習4年等。

【成績評価方法・注意】

■成績評価方法
成果発表（40％），ディスカッションへの参加（25％），レポート課題 (35％)で評価する。授業内および授業後に発表に対するコメントやアドバイスを行う。

■注意
無断欠席は認めない。
オンライン上で毎回の課題指示やフィードバック，進捗状況・成果を共有するため，各自インターネット環境とPCやスマートフォン等を用意すること。
またレポート作成やデータ収集・分析ではPC（文書作成ソフト，プレゼン資料作成ソフト，Excel等）を用いる。

【教科書】

著者：高嶋克義・桑原秀史　書名：現代マーケティング論　出版社：有斐閣アルマ

【参考書】

著者：田村正紀　書名：リサーチ・デザイン　出版社：白桃書房