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税理士による租税講座 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
陶 静 前期1コマ   経済   経営    
備考 定員118名
実務経験 内容 会計および税務の専門家として活動する中国税理士会所属の税理士と、広島国税局および広島国税不服審判所の担当者を実務経験者として招き、講義を行う。
授業との関連 中国地方(とくに岡山県)で活動する税理士等がその実務経験を基にして、職業会計人としての税理士の使命と、わが国の租税制度における税理士、国税局、および国税不服審判所の役割等について講義を行い、税理士業務に関する実務的知識を教授する。
シラバス1

【授業の目的】

経営学部経営学科に係る専門科目(選択必修科目)として、会計学および税法分野の専門職業に関する実務的知識の学習を通じて、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他学科・他学部の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

本講義の到達目標は、本講義の受講後に受講生が下記のことをできるようになることである。
1.税理士の使命とその役割について概説できること。
2.所得税、相続税、消費税および法人税等に関する税理士の業務についてその概要を説明できること。
3.税務署の業務と国税不服審査制度についてその概要を説明できること。

【授業計画】

   本講義は、中国税理士会による寄附講座である。

   本講義は基本教室にて対面講義を行う。定員は118名とする。定員を超える場合は抽選で受講者を決めることとなる。新型コロナウイルス感染症の感染状況によって、やむをえず学校閉鎖になった場合はオンライン講義になる。
   オンライン講義になる場合は講義日前日までに大学講義案内システムを通して講義資料を配布し、当日ZOOMを使って講義を行う予定である。ZOOM講義でも毎回オンラインでテストを実施する。また、テストはいかなる理由で参加できない場合でも再テストは行わない。

(1)現代社会における税理士の使命と役割(税理士の仕事の概要を含む)
税理士:宇野元浩 様
事前学修:税理士の業務内容について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(2)わが国の租税制度〜なぜ税金が必要なのか〜
税理士:清水博文 様
事前学修:わが国の租税制度について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(3)所得税法(所得税の基礎・譲渡所得の概要)〜最も身近な税金である所得税とは〜
税理士:澁谷典彦 様
事前学修:所得税について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(4)所得税(確定申告、法人成り)及び源泉徴収制度〜具体的な税金計算をしてみましょう〜
税理士:澁谷典彦 様
事前学修:確定申告制度について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(5)税の役割と税務署の仕事
広島国税局 様
事前学修:税務署の業務内容について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(6)国税不服審査制度の概要
広島国税不服審判所 様
事前学修:国税不服審査制度について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(7)相続税法(相続税の基礎)〜人生で一番多額の税金を払うかも?〜
税理士:大澤和弘 様
事前学修:相続税について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(8)相続税法(相続税の応用・贈与税の基礎)〜タダでもらった財産には税金がかかる!〜
税理士:大澤和弘 様
事前学修:贈与税について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(9)その他の国税と地方税〜身の回りの税金あれやこれや〜
税理士:有吉奈津子 様
事前学修:国税と地方税の種類について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(10)法人税法(基礎編)〜法人税とはどのような税金でしょうか?〜
税理士:上野創造 様
事前学修:法人税について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(11)法人税法(応用編)〜法人税はどのように計算するのでしょうか?〜
税理士:上野創造 様
事前学修:法人税における課税所得の計算方法ついて調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(12)消費税法(消費税の基礎)〜消費税は誰が負担しているのでしょうか?〜
    税理士:内海隆行 様
事前学修:消費税について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(13)税務調査と租税救済制度(異議申立・審査請求)〜納税者の義務と権利〜
    税理士:五藤亜紀 様
事前学修:税務調査について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(14)国際課税〜経済のグローバル化時代の国際課税について〜
税理士:岸俊文 様
事前学修:国際課税について調べる。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

(15)個人・企業の税務
税理士:竹好秀記 様
事前学修:これまでの講義内容を再確認する。
事後学修:配付資料と講義内容の再確認。

【予習・復習】

・ 予習(2時間)
  次回の講義に関する配付資料等を読んで、各回の「事前学修」のテーマについて調べるとともに、疑問点を整理しておくこと。
・ 復習(2時間)
  配付資料やノートを読み返すなどして毎回の講義内容を整理して、講義内容の理解を深めること。

【授業関連科目】

会計学関連科目および税法関連科目

【成績評価方法・注意】

 原則として、毎回の講義において小テストを行い、その点数の合計点を中心に成績評価を行う。小テスト終了後に解答を説明する。なお、毎回の出席確認はセキュリティーシートと各自のスマートフォンを用いて出席登録を行うので、スマートフォンを持参すること。なお、欠席が多い場合は、小テストの点数に関わりなく、単位を取得することはできないので注意すること。

【教科書】

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【参考書】

著者:日本税理士会連合会 書名:やさしい税金教室 出版社:
著者:日本税理士会連合会 書名:What’s 税理士 出版社:
著者:国税庁 書名:暮らしの税情報 出版社:
著者:日本税理士連合会 書名:税理士って? 出版社: