アントレプレナーシップ論 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 経済 | 経営 | 2年以上 | 商 | 2年以上 | ||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
香川 俊樹 | 前期1コマ | 法 | 経済 | 経営 | 2年以上 | 商 | 2年以上 | ||
備考 | |||||||||
実務経験 | 内容 | 日本国内での企業経営,及び海外進出による海外での企業立ち上げ,運営,発展に直接携わる。 | |||||||
授業との関連 | 国内企業経営,海外企業経営について理論的・実践的な内容で講義を行う。 |
企業が求める資質や必要な知識・教養について学ぶことで、将来企業内での新規事業の立ち上げや、企業内子会社の設立、独立して創業を目指す学生の役に立つ「企業家精神」を学べる授業内容である。
本授業を受講することで次のようなことができるようになる。
1.海外での企業経営に必要な法律、原価管理、労務管理、利益計画、市場調査などの基礎的な知識について、インドネシアでの具体例を習得する。
2.海外で会社を設立するための事前調査、用地確保、従業員の採用、工場建設などの操業開始までのプロセスについて習得する。
3.海外への技術移転について、ISOの認証取得、作業手順書の作成、人材育成などの具体的な方法論を習得する。
オンライン対応時の授業方法は、講義前日に「講義掲示板」から講義ノートを送信します、毎回レポートを提出してください。
初回の授業で講義内容の概要についてプリントを配布する。
事前学修は配布プリントの各章を読みこんで、理解できない事項を明確にして授業を受ける。
事後学修は事前学修での不明事項について確認し、理解を確実なものとすることを望む。
1.投資目的の明確化、現状の問題点と将来ビジョンの明確化について。
現状の問題点を明確にするためには市場分析、原価構造の分析、労務分析を行うことが重要であることを理解する。(自社の現状分析をする)
2.投資可能性の検討 事前検討、現地調査・FSについて。
フィージビリティスタディの具体的調査項目と調査方法について理解する。
3.海外進出決定のプロセス 総投資金額と費用の内訳を明確にする。
フィージビリティスタディの結果より役員会により投資を決定後、利益計画、投資規模、採算性、投資手続き、工場建設、操業開始までの詳細計画、現地会社の定款作成等について理解する。
4.操業開始までの道のり(1)
用地選定・取得から投資申請手続き等海外で起業創業するための必要な手続きについて理解する。
5.操業開始までの道のり(2)
工場建設、就労ビザ・滞在許可、就労許可、従業員の採用、日本からの機械設備の搬出、生産開始のための日本人の入国及び就業について理解する。
6.操業開始までに知っておきたい基礎知識(1)
株式会社の運営(会社法)について理解する。
7.操業開始までに知っておきたい基礎知識(2)
税制・会計制度について理解する。
8.操業開始までに知っておきたい基礎知識(3)
移転価格税制について理解する
9.海外技術移転とISOについて
全ての作業について標準作業手順書を作成し、だれが指導しても同じ品質の製品が生産できる、書類での技術移転について理解する。
10.現地での人材教育・育成について
文化、習慣、が違う外国の人を同じ職場で、同じ会社の従業員として一緒に働くために必要な事項について理解する。
11.労働事情について (1)
労働市場、賃金・給与制度について理解する。
12.労働事情について (2)
労働条件、社会保障、労使関係について理解する。
13.日本ではあまり意識しない治安状況について
いつでも、どこでも、安全とは言えない。海外の治安状況について実例から理解する。
14.会社の内外で言動において注意すること
宗教についての言動に注意するとか、人前で従業員を叱ってはいけないとか、日本人には理解できない国民性について理解する。
15.海外での起業経営を失敗しないために
現地での政治・経済・外国為替の動向について情報収集を怠らないことと、進出する国の歴史文化に興味を持つことが、その国の人々と良い人間関係を築くことを理解する。
講義を受講するに際し、予習2時間、復習2時間を行うこと。
事前学修は配布プリントの各章を読みこんで、理解できない事項を明確にして授業を受ける。
事後学修は事前学修での不明事項について確認し、理解を確実なものとすることを望む。
生産マネジメント,岡山経営者論I・II,ビジネス英会話I・II
主としてレポート、受講態度により評価する。
プリントを配布する
参考書を使用しない