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民事訴訟法I 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
濱田 陽子 後期1コマ 2年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

もめごとを処理するために用いられる諸制度(民事紛争処理制度)の概要を説明する。その中でも近時国際的にも注目を集めている調停(メディエーション)について実践的に学習する。

【到達目標】

1.私人間のもめごとを処理するための裁判上および裁判外の制度の全体像を理解すること
2.裁判外紛争処理制度の一つである調停の有用性と可能性について理解すること
3.調停手続の利用と実施に必要な基本的な技能を獲得すること

【授業計画】

【授業における基本的な事項】
・講義資料は、講義掲示板を通して配布します。
・レポートは、Google formを使って提出してもらう予定です。

【学校閉鎖時の対応】
・学校が閉鎖された場合には、zoomによるリアルタイムの授業へ移行します。ワークの多い授業ですので、できる限りカメラをオンにして、発話ができる場所から接続してください。
・毎回の授業のフィードバックは、Google formを使って提出する方法へ移行します。

【授業計画】
第1回:紛争とは何か
 事前学修:自分にとっての紛争のイメージを明らかにする。
 事後学習:事前に描いていたイメージと実際に習った内容の違いを確認する。
第2回:紛争処理制度の概要
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:事前に描いていたイメージと実際に習った内容の違いを確認する。
第3回:裁判による紛争解決
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:裁判による紛争解決の特徴をまとめる。
第4回:裁判によらない紛争解決
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:裁判によらない各紛争解決手続の特徴をまとめる。
第5回:模擬調停(1)
 事前学習:これまでに学習した内容を整理し、どのように話合いを進めるか自分なりに考え整理してくる。
 事後学習:模擬調停(1)を振り替り、できたこと、できなかったことを整理する。
第6回:振り返り
 事前学習:模擬調停(1)を振り返り、話合いを進めるにはどのような技能やサポートが必要であるか考える。
 事後学習:振り返りで共有したアイデアをもとに、自分はどのような技能や知識を身につけたいか考える。
第7回:当事者の話を聴く
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第8回:自分の理解を伝える
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第9回:事案の理解を深める(1)
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第10回:事案の理解を深める(2)
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第11回:事案を整理する
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第12回:感情を理解する
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第13回:解決を創造する
 事前学習:配付された資料の該当箇所を読んでくる。
 事後学習:授業で学んだことを振り返り、その技能を実生活で試してみる。
第14回:模擬調停(2)
 事前学習:これまでに学習した内容を整理し、どのように話合いを進めるか自分なりに考え整理してくる。
 事後学習:模擬調停(2)を振り替り、できたこと、できなかったことを整理する。
第15回:振り返り
 事前学習:模擬調停(2)を振り返り、模擬調停(1)のときよりもできるようになったことを整理する。
 事後学習:振り返りで共有したアイデアをもとに、この授業で学んだことをどのように今後の生活に活かせるか考え、整理する。

【予習・復習】

予習(1.5時間程度):事前に配布される資料(次回講義の内容)を読んできてください。その際に、前回までの講義内容との関係を自分なりにまとめてメモしておいてください。
復習(2.5時間程度):予習でイメージしていたことと授業で学んだことを比較し、自分の知識をアップデートしてください。また、授業中に得た技能を次回の講義までに実生活で1回以上試してみてください。

【授業関連科目】

憲法、民法

【成績評価方法・注意】

・授業態度(35%)、小レポート(55%)、クラスへの特別な貢献(10%)により評価します。
・出欠はセキュリティーシートを利用して確認しますので、スマートフォンを持参してください。
・毎回の授業ではフィードバックを提出してもらいます。フィードバックに対しては、授業中にコメントを返します。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

著者:水野修次郎=井上孝代 書名:ワークブック「対話」のためのコミュニケーション 出版社:協同出版
著者:井上孝代 書名:あの人と和解する 出版社:集英社