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契約法 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済   経営 1年以上  
2013年度以前入学生
倉持 弘 後期1コマ 1年以上 経済   経営 1年以上  
備考 『民法概説』を履修済であること
シラバス1

【授業の目的】

本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。契約とは、契約当事者が定める当事者間のルールである。契約法を学ぶことで、ルール・法律についての理解を深めることを目標とする。

【到達目標】

受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
1.契約の締結、履行の流れをおおまかに理解し、また契約が履行されなかった場合の法的処理についてもおおまかに理解できている。
2.売買、賃貸借、消費貸借(金銭の貸借)という代表的な契約についての法をおおまかに理解できている。
3.上記をベースにそれ以外のさまざまな契約について法的に考えることができる。

【授業計画】

対面授業・オンライン授業のどちらでも、授業前に講義スライドを講義掲示板に掲載するので、予習としてそれを読むとともに、印刷などして授業時間には手元に用意しておくこと。ほぼ毎回、レポートを課し、数回小テストを行う。
オンライン授業の場合、講義動画をYouTubeに掲載し、レポート、小テストは講義掲示板で提出してもらう。

1.オリエンテーション、契約法を学ぶ意味、契約の拘束力
 事後学習:宿題レポートを作成する。
2.民法の中の契約法
 事前学習:教科書UNIT1を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
3.契約の成立
 事前学習:教科書UNIT2を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
4.拘束力発生のコントロール
 事前学習:教科書UNIT2を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
5.売買の効力、履行
 事前学習:教科書UNIT3を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
6.売主の担保責任
 事前学習:教科書UNIT4を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
7.契約の解除
 事前学習:教科書UNIT5を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
8.賃貸借の基本的効力
 事前学習:教科書UNIT6を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
9.借地借家法による調整
 事前学習:教科書UNIT7を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
10.消費貸借の基本型
 事前学習:教科書UNIT8を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
11.派生型与信契約
 事前学習:教科書UNIT8を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
12.雇用・請負・委任
 事前学習:教科書UNIT9を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
13.雇用・請負・委任の現代的問題
 事前学習:教科書UNIT9を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
14.贈与などの好意型契約
 事前学習:教科書UNIT11を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
15.組合
 事前学習:教科書UNIT10を読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。

*六法は指定のものでなくても構わないが、2017年改正民法が掲載されているものを用意すること。

【予習・復習】

予習1時間:教科書該当ページと講義スライドを読み、疑問点などを整理する。
復習4時間:教科書を読み直して、宿題レポート作成する。

【授業関連科目】

民法概説、不法行為法、物権総論、担保物権、債権総論、民法総則
民法概説は履修済みであること。

【成績評価方法・注意】

毎回宿題レポートを課す。よくできたものを1つ次回の講義で紹介する。
数回、小テストを実施する。正解は次回に発表する。
注意
対面授業の場合、セキュリティーシートを配布するのでスマートフォンなどを利用して出席登録を行うこと。
対面授業の場合でも講義動画をYouTubeに掲載するので、欠席者は必ずそれを視聴して宿題レポートを提出すること。

【教科書】

著者:大村敦志 書名:新基本民法5 契約編 第2版 出版社:有斐閣
著者: 書名:ポケット六法 令和3年版 出版社:有斐閣

【参考書】

適宜指示する