| リーガル＆コンプライアンス | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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| 法 | 2年以上 | 経済 | 2年以上 | 経営 | 2年以上 | 商 | 2年以上 | ||
| 2013年度以前入学生 | |||||||||
| 内田 直樹(代) 鳴滝 善計 |
前期1コマ | 法 | 2年以上 | 経済 | 2年以上 | 経営 | 2年以上 | 商 | 2年以上 |
| 備考 | 遠隔授業 | ||||||||
| 実務経験 | 内容 | 以下の制度の企画・立案、運用管理 ・証券会社の役職員による法令違反行為等について証券会社からの報告を受けこれを踏まえて行う行政処分 ・証券取引において発生した損失が証取法(現在の金商法)で禁止する損失補てんの例外である「事故」に起因することの確認に関する制度 ・店頭登録銘柄・JASDAQ銘柄の登録審査・上場審査制度 ・証券会社等の顧客から証券会社に対する苦情・相談の処理、あっせん(現在でいう金融ADRのあっせん)に関する制度 ・金商法に基づく外務員登録制度 ・証券外務員資格試験、内部管理責任者資格試験の制度 ・本協会の定款、証券会社等が遵守すべき自主規制規則の制定改廃案の作成・審査 ・本協会内部の内部統制システム、コンプライアンス態勢、内部通報相談制度、法人関係情報管理、個人情報の取扱い等の制度 ・中学校・高等学校の金融経済教育における教員への支援 |
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| 授業との関連 | 実務経験を基に、具体的な事例を踏まえて、コンプライアンスの構築・整備における実務上の着眼点について、実践的な知識を教授する。 | ||||||||
経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。
本講義では、コンプライアンスとは何か、コンプライアンス経営に必要なことは何かなど、コンプライアンスに関する事項を法的枠組みのみならず、実際に生じた各種問題をとりあげ研究する。
受講生が、次の内容について専門知識を持つことにより、企業行動におけるコンプライアンスの重要性について認識を深め、それぞれの項目について説明出来ることが到達目標である。
1.コンプライアンスの意味合いと関連する枠組み
2.企業はコンプライアンスを確立するために、何をすべきか
3.倫理、法令、自主規制の関連性について
4.不祥事の未然防止、発覚時の対応の枠組み
【授業形式】
・本学の教室と東京のスタジオをビデオ会議システムにより結び、同時かつ双方向に行われる遠隔授業である。各回ごとにプリントを配布しこれに基づき講義する。
・状況によりWEBミーティングツール（Zoom）を用いる場合には、(1)学内の講義掲示板にて告知・資料配布する。(2)端末（PC・スマホ等）・通信環境は学生の自己負担とする。
【授業計画】
１．コンプライアンスの基礎１
コンプライアンスと法令、倫理の関係等について
２．コンプライアンスの基礎２
不祥事発生の原因、コンプライアンスの効果
３．企業倫理
企業倫理と一般倫理
４．コンプライアンス体制の構築
コンプライアンスを構築するために何をすべきか
５．コンプライアンス体制の効果的実施
コンプライアンス体制を効果的に機能させるために必要なこと
６．企業関連法規の順守と企業の不祥事
企業の起こす問題事例と問題点の整理
７．コーポレートガバナンス
企業に求められるコーポレートガバナンスとはなにか
８．企業の内部統制
内部統制の意義、金商法上の内部統制と会社法上の内部統制
９．ＣＳＲ
企業のＣＳＲがなぜ必要なのか
１０．コンプライアンス、コーポレートガバナンス、ＣＳＲの関連性
具体的企業の事例を見ながらこれらの関係性を理解する
１１．企業不祥事発生時の対応
企業不祥事が発生した時、企業は何をすべきか
１２．第三者委員会の機能と役割
企業不祥事における第三者委員会の必要性と機能
１３．コンプライアンス違反と制裁、救済手段
法令上の罰則と倫理上の罰則の違い、具体的な救済方法など
１４．企業の資本市場における不祥事の現状と課題
ケーススタディーによるコンプライアンスの必要性の確認
１５．総括
社会人になった時に、知っておくべきコンプライアンスとは
16.試験
【事前・事後学習】
毎回、事前・事後学習として、今回・次回の講義内容に関するレポート、コンプライアンス関連ニュースのまとめ等の課題を課す。詳細は「予習・復習」欄参照。
事前・事後学習として、下記のほか必要に応じた課題を課す。
・毎回、今回・次回の講義内容に関するレポートを課す。新聞、企業・政府の発表等を調査し、これまでの講義内容・プリントを踏まえて考察することとなる。【３時間程度】
・毎回、コンプライアンスに関連するニュース・新聞報道等に関するレポートを課す。【１時間程度】
関係が深い科目は、企業論、会社法、経営学、情報社会と情報倫理、ビジネス概論、リスクマネジメント論など。
各回ごとにレポートを課す。
課題は各回ごとに口頭・講義掲示板にて告知する。
提出は講義掲示板を利用する方法とする。フィードバックは講義掲示板を利用する。
前期末に試験を実施する。
成績評価は、出席状況、レポートの内容、試験の結果を総合的に評価して行う。
なお、遠隔授業であるため指導補助者（本学専任教員）を配置する。授業時間以外での質問等の対応は、講義掲示板・電子メール・指導補助者を介した方法とする。
プリントを配布する
著者：高巖 著 書名：コンプライアンスの知識 〈第3版〉 出版社：日経文庫
著者：上山 浩 総監修 笹本雄司郎 編集 書名：会社員のためのコンプライアンス入門 第10版 出版社：第一法規株式会社