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商法総則・商行為 4単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
中山 秀木 後期2コマ 2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考 水II、火IIIペア。経済学部・経営学部の学生は、民法概説又は民法総則を履修済みのこと。
シラバス1

【授業の目的】

 本講では,商法でも,第1編総則および第2編商行為を概観し、この分野についての理解を深める。 おそらく,授業コマ数と理解度(とくに民法の理解が不十分な場合はこれを補うので)の関係で下記内容をすべて取り扱うことはできないが,その場合は重要な事項に絞って解説する。とくに,下記1〜7を重点的に言及し,必要に応じて,一般私法の基礎概念に立ち戻って理解を深める。

【到達目標】

 商法総則・商行為法についての一般的な理解を深めることができるようになることを目標とするが、とりわけ、本講では、一般私法である民法とその商事に関する特別法である商法との境界(どういう場合に民法が適用され、どういう場合に商法が適用されるか)の理解できるようになることに重点をおく。このことにより、企業や会社に無関心な者であっても(とくに就業経験のない学生だとそのように感じるだろうが)、商法が会社や企業関係とは関わりのない一般私生活においても重要なかかわりを持っていることをわかってもらいたい。さらにその上で、本講義が、会社法・手形小切手法・金融法への導入となれば幸いである。

【授業計画】

 授業形態:講義。 授業方法:受動型。
 授業の位置づけ:[DP/CP1:専門知識]70%、[DP/CP3:思考力]15%。ほか15%。

   〈商法総則〉

1.商法の意義と商法の法源(1)〜商法の意義・民法との関わり
事前学修:とくになし。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書の範囲について読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

2.商法の意義と商法の法源(2)〜商法の特色と傾向
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

3.商法の意義と商法の法源(3)〜商法の法源・法源の適用順位
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

4.商法の基本概念(1)〜商人
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

5.商法の基本概念(2)〜商行為
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

6.商業登記(1)〜商業登記の意義・手続き
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

7.商業登記(2)〜商業登記の効力
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

8.商号(1)〜商号の意義ほか
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

9.商号(2)〜名板貸と商号の譲渡
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

10.商業帳簿
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

11.商業使用人(1)〜商業使用人の意義ほか
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

12.商業使用人(2)〜支配人
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

13.代理商
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

14.営業(1)〜営業の意義・営業活動
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

15.営業(2)〜営業組織と営業譲渡
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。


   〈商行為法〉

16.商行為法通則(1)〜契約の成立に関する規定、債務の履行・担保に関する規定
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

17.商行為法通則(2)〜有価証券・代理・委任に関する規定
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

18.商行為法通則(3)〜商行為の営利性が重視された規定
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

19.売買(1)〜商事売買の基本
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

20.売買(2)〜消費者売買
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

21.交互計算
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

22.匿名組合
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

23.仲介営業(1)〜仲立営業
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

24.仲介営業(2)〜問屋営業
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

25.運送営業(1)〜物品運送
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

26.運送営業(2)〜旅客運送
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

27.運送取扱営業
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

28.寄託(1)〜寄託一般・受寄者の注意義務
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

29.寄託(2)〜場屋営業者の責任
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。

30.倉庫営業
事前学修:教科書に目を通すこと(前の講義で範囲は指示する)。
事後学修:その日に扱った範囲に対応する教科書をもう一度読み、配布した資料・レジュメを読み込むこと。


31.定期試験



<注意> なお、緊急事態宣言発令などにより対面授業が実施できない場合は、Zoomを利用したオンライン授業を行う。

【予習・復習】

<予習・復習について>
 本講では、とくに予習を要求することはしないが(必要な場合には、その前の授業の際に指示する)、各回4時間程度の授業の復習を求める。各回に対応する教科書などを用いての予習は、授業中に指示します。

【授業関連科目】

 商法は,民事特別法であって、「商人」・「商行為」に適用される民法の特則である。したがって,民法(とくに財産法の領域)の理解が,商法(とくに商法総則・商行為法)の学習のうえでの前提となる。  
 

【成績評価方法・注意】

 成績評価方法:試験約8割。その他1〜2割で小テストなど。
 原則として,期末試験で評価する。ただし,受講人数によっては,(出席は当然として)授業の参加態度・小テスト等を成績評価に反映させる。  
 なお、上述(授業関連科目参照)の事情ため、民法の基礎知識・素養に欠く場合は、本講の理解がたいへん厳しくなることを了知されたい。
 また、非常事態宣言発令などにより、期末試験が実施できない場合は、小テスト・ミニレポートを中心に、出席点(単に座っているだけ、あるいは睡眠学習しているだけでは出席とみなさない:授業中教員に当てられたときに即答できる状態でいること)も加味して評価する。小テストについては、実施後(テスト用紙回収後)ただちに正解あるいは模範答案を解説し、ミニレポートについては、しばらく後で、全体的な講評をする予定である。

【教科書】

著者:近藤光男著 書名:商法総則・商法為法(第8版) 出版社:(有斐閣法律学叢書・2019年3月)
著者: 書名:また、本授業で取扱う分野は、平成30年の商法改正だけでなく、平成29年民法大改正の影響を受けているので、六法は平成31年度版以降のものを用意し、毎回の授業に持参してください。 出版社:

【参考書】

著者:神作裕之=藤田友敬編 書名:商法判例百選[第1版](別冊ジュリスト) 出版社:(有斐閣・2019年)