【授業の目的】

経済学部経済学科に係る専門科目（選択必修科目）として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他学科・他学部の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

　受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
1.学部レベルのマクロ経済学を習得できる
2.現実のマクロ経済を観察するにあたって，理論的な視点に立って思考できる
3.経済学のその他応用分野を学習するための基礎を確立できる

【授業計画】

「講義方法」
本講義は原則として対面方式で行う。
ただし、学校閉鎖時や受講生に未入国の学生がいる場合は講義案内システムとZoomを介してのオンライン方式とする。
また、対面方式であれ、オンライン方式であれ、毎回、課題を提出すること。定められた期限までに講義案内システムの掲示板から返信すること。
課題提出をもって出席とみなす。

※入…入門編　応…応用編（テキスト）
01. 前期の復習 (1) 〜経済循環図・三面等価の法則〜（入chap.3)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
02. 前期の復習（2）〜マクロ経済学における長期と短期の概要〜（入chap.3、4、7)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
03. IS-LM分析(1)〜短期の財市場、乗数効果〜（入chap.8)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
04. IS-LM分析(2)〜IS曲線の導出、LM曲線の導出〜（入chap.8)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
05. IS-LM分析(3)〜短期の投資理論、短期の財政政策〜（入chap.9)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
06. IS-LM分析(4)〜短期の金融政策〜（入chap.9)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
07. IS-LM分析(5)〜ポリシーミックス、総需要曲線の導出〜（入chap.9)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
08. 失業とインフレーション(1) 〜右上がりの短期(中期）AS曲線(1)※4つの説のうち2つを説明〜（入chap.11)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
09. 失業とインフレーション(2) 〜右上がりの短期(中期）AS曲線(2)※残り2つを説明〜
（入chap.11)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
10. 失業とインフレーション(3) 〜AD-AS分析（短期と長期の関係）〜（入chap.11)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
11. 失業とインフレーション(4) 〜オークンの法則、フィリップス曲線〜（入chap.11)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
12. 中央銀行と金融政策（応chap.7)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
13. マクロ経済学のミクロ的基礎(1)〜消費理論〜（応chap.5)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
14. マクロ経済学のミクロ的基礎(2)〜投資理論〜（応chap.6)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
15. マクロ政策論争（応chap.4)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
16. 定期試験

※「国際マクロ経済学」に関しては，「国際経済学2」で取り扱う。

【予習・復習】

予習（1.5時間）：テキストの当該箇所を読んでおくこと
復習（2.5時間）：講義ノートを読み返すこと

【授業関連科目】

経済学に関わるすべての科目
（あわせて，マクロ経済学，国際経済学2，経済成長論1を履修することが望ましい。）

【成績評価方法・注意】

毎回の課題提出(50%)、試験あるいは試験回の課題（試験相当)(50%)
※課題へのフィードバック回を設ける。

【教科書】

著者：N・グレゴリー・マンキュー　書名：マンキュー　マクロ経済学1〜入門編〜　出版社：東洋経済新報社
著者：N・グレゴリー・マンキュー　書名：マンキュー　マクロ経済学2〜応用編〜　出版社：東洋経済新報社

【参考書】

適宜指示する