【授業の目的】

経済学部経済学科に係る専門科目（選択必修科目）として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他学科・他学部の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。

1.開放経済下でのマクロ経済学（国際マクロ経済学）の基礎を理解できる
2.新旧（BPM5とBPM6)を理解できる
3.為替レートの決定理論を理解できる
4.開放経済下でのマクロ経済政策の効果を理解できる

【授業計画】

「講義方法」
本講義は原則として対面方式で行う。
ただし、学校閉鎖時や受講生に未入国の学生がいる場合は講義案内システムとZoomを介してのオンライン方式とする。
また、対面方式であれ、オンライン方式であれ、毎回、課題を提出すること。定められた期限までに講義案内システムの掲示板から返信すること。
課題提出をもって出席とみなす。

01. 国際マクロ経済学とは何か？(chap.1)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
02. 国際収支統計表（1）〜国際収支表の概要、BPM5(旧版）の理解〜(chap.1)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
03. 国際収支統計表（2）〜BPM6(新版）の理解、BPM5とBPM6の比較〜(chap.1とプリント)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
04. 為替レートと国民所得(chap.1)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
05. 為替レートの決定理論(1)〜為替レートとは何か、長期の為替レート決定理論〜(chap.2,4)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
06. 為替レートの決定理論(2)〜短期の為替レート決定理論(1)アブソープションアプローチ(1)〜(chap.6）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
07. 為替レートの決定理論(3)〜短期の為替レート決定理論(2)アブソープションアプローチ(2)〜(chap.6）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
08. 為替レートの決定理論(4)〜短期の為替レート決定理論(3)弾力性アプローチ〜(chap.4)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
09. 為替レートの決定理論(5)〜短期の為替レート決定理論(4)ポートフォリオ・バランスアプローチ〜(chap.5)
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
10. 為替レートの決定理論(6)〜短期の為替レート決定理論(5)マンデル・フレミングアプローチ〜(chap.7）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
11. 国際マクロ経済政策(1)〜IS-LM-BP分析(各曲線の導出）〜(chap.7）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
12. 国際マクロ経済政策(2)〜IS-LM-BP分析（変動相場制での小国のケースの財政・金融政策）〜(chap.7）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
13. 国際マクロ経済政策(3)〜IS-LM-BP分析（固定相場制での小国のケースの財政・金融政策）〜(chap.7）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
14. 国際マクロ経済政策(4)〜IS-LM-BP分析（資本移動が不完全なときの財政・金融政策）〜(chap.7）
事前学修：教科書の当該箇所を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
15. 総復習
事前学修：当講義のノートを全部を読んでおくこと
事後学修：講義ノートを読み直しておくこと
16.定期試験

【予習・復習】

予習（1.5時間）：テキストの当該箇所を読んでおくこと
復習（2.5時間）：講義ノートを読み返すこと

【授業関連科目】

マクロ経済学、中級マクロ経済学、国際金融論1、国際金融論2、国際経済政策

【成績評価方法・注意】

毎回の課題提出(50%)、試験あるいは試験回の課題（試験相当)(50%)
※課題へのフィードバック回を設ける。

【教科書】

著者：岩本武和　書名：国際経済学（国際金融編）　出版社：ミネルヴァ書房

【参考書】

適宜指示する