【授業の目的】

授業の位置付け（対応するディプロマポリシー）：DP１専門知識、DP３思考力、DP４判断力、DP６意欲・責任感
　法学部法学科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。他学部他学科の学生にとっては「幅広い学習機会の提供」にもなる。

【到達目標】

　受講生が受講後に次のようなことができるようになることが到達目標である。
１．　人権の効力範囲を説明できる。
２．　平等の意味を説明できる。
３．　政教分離に関する憲法判断の基準を説明できる。
４．　表現規制に関する憲法判断の基準を説明できる。

【授業計画】

授業時に小テストをおこなう。学校封鎖などで対面型がおこなえない場合は、講義掲示板を通じて資料の配信及び要点解説をおこなう。
１．　人権の意味　
　　　　予習・教科書第１章を読む　復習・人権の意味の理解を深める
２．　人権の享有主体　
　　　　予習・教科書第２章を読む　復習・法人、外国人等の人権の理解を深める
３．　人権の私人間効力　
　　　　予習・教科書第３章を読む　復習・関連判例の理解を深める
４．　平等の意味　
　　　　予習・教科書第４章を読む　復習・平等違反の判定基準の理解を深める
５．　平等関連判例　
　　　　予習・教科書第４章を読む　復習・関連判例の理解を深める
６．　自由権　
　　　　予習・教科書第５章を読む　復習・プライバシー権の理解を深める
７．　思想・良心の自由　
　　　　予習・教科書第６章を読む　復習・関連判例の理解を含める
８．　信教の自由　
　　　　予習・教科書第７章を読む　復習・関連判例の理解を深める
９．　政教分離　
　　　　予習・教科書第８章を読む　復習・目的効果基準の理解を深める
10．　表現の自由　
　　　　予習・教科書第９章を読む　復習・表現の自由の優越的地位の理解を深める
11．　知る権利　教科書第９章
12．　表現の自由の制限（１）　
　　　　予習・教科書第10章を読む　復習・規制目的の合理性の理解を深める
13．　表現の自由の制限（２）　
　　　　予習・教科書第10章を読む　復習・規制手段の合理性の理解を深める
14．　学問の自由　
　　　　予習・教科書第11章を読む　復習・関連判例の理解を深める
15．　教育の自由　
　　　　予習・教科書第11章を読む　復習・関連判例の理解を深める


　

【予習・復習】

予習(１時間程度)　教科書の該当箇所を読んで、疑問点を整理しておくこと。
復習(３時間程度)　要点を整理すること。

【授業関連科目】

憲法１

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：　授業時におこなう小テストによって評価する。小テストの回答を次回の授業で解説する。

【教科書】

著者：西浦　公　書名：日本国憲法概論（改訂第二版）　出版社：大学教育出版

【参考書】

参考書を使用しない