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法律学入門 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営    
2013年度以前入学生
倉持 弘 前期1コマ 1年以上 経済   経営    
備考 水II,法学部新入生(001-500)および法学部2020年度以前入学生
シラバス1

【授業の目的】

本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。法律を学ぶ際に基礎となる事項を講義し、他の法律専門科目の理解の一助とする。

【到達目標】

受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
1.法律についての基礎的な用語を理解し、使いこなすことができる。
2.裁判制度についての基礎的な用語を理解し、使いこなすことができる。
3.歴史や経済学などの隣接学問分野との関係を知り、法律専門科目とあわせて、それらの分野の学習計画を自ら考えることができる。

【授業計画】

この時間(水・2)は、法学部の新入生のうち学籍番号の下3ケタが000〜500の者と、法学部の2020年度以前入学生が対象である。その他の者は水曜3限の授業を受けること。
対面授業・オンライン授業のどちらでも、授業前に講義スライドを講義掲示板に掲載するので、予習としてそれを読むとともに、印刷などして授業時間には手元に用意しておくこと。また、ほぼ毎回小テストを行う。
オンライン授業の場合、講義動画をYouTubeに掲載する。テストは講義掲示板に問題を掲載し、講義掲示板で答えを提出してもらう。

1.オリエンテーション、大学で学ぶ、法を学ぶ
 事前学習:法、ルールについて考える。
 事後学習:法を学ぶとはどういうことか考える。
2.規範、法と道徳
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。法と道徳について考える。
3.六法の見方
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:宿題レポートを作成する。
4.裁判員制度解説動画視聴
 事前学習:動画パンフレットを読む。
 事後学習:裁判員制度について考える。
5.裁判と法の適用
 事前学習:第4回の動画の判決文を読む。
 事後学習:小テストの見直し。法の適用について考える。
6.裁判の種類、裁判所の種類
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習;小テストの見直し。民事と刑事の違いについて考える。
7.法の分類
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。
8.中間試験、自然状態(法のない状態)
 事後学習:政府や法律の無い社会(自然状態)について考える。
9.近代法、近代刑法の基本原則
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。罪刑法定主義について考える。
10.近代民法の基本原則と民事紛争の解決
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。刑事法と民事法の違いについて考える。
11.条文を読む
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。論理的な文章の読み方について考える。
12.法の解釈1(文理解釈、法令用語)
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習;小テストの見直し。法令用語の正確な意味を覚える。
13.法の解釈2(さまざまな理由づけ)
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。法の解釈にはさまざまな理由付けがあることについて考える。
14.近代以降の歴史と現代法
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。法が歴史的に変化してきていることについて考える。
15.経済(学)と法
 事前学習:講義スライドを読む。
 事後学習:小テストの見直し。経済と法の関係について考える。
16.定期試験

【予習・復習】

予習1時間:講義スライドを読み、意味・読みのわからない語句を調べる。
復習3時間:講義スライドを読み直して、小テストを見直すこと。各回の事後学習について、自分で考えること。

【授業関連科目】

 

【成績評価方法・注意】

試験は定期試験と中間試験があり、どちらも持ち込み不可で行う。
ほぼ毎回、小テストを行う。小テストは採点して次の回に返却する。
注意
対面授業の場合、セキュリティーシートを配布するのでスマートフォンなどを利用して出席登録を行うこと。
対面授業の場合でも講義動画をYouTubeに掲載するので、欠席者は必ずそれを視聴して欠席者用紙を提出すること。

【教科書】

著者: 書名:ポケット六法 令和3年度版 出版社:有斐閣

【参考書】

著者:道垣内弘人 書名:プレップ 法学を学ぶ前に 第2版 出版社:弘文堂