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政治学II 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
埜村 紳二 後期1コマ 2年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

法学部法学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門科目の振興」に貢献することを主な授業目標としている。主に政治過程、政党と政党制、政治意識、集権と分権などの問題を扱い、学生諸君が自分なりの政治的視野と分析枠組みを修得できるようになることを最終目標として、重要な概念や理論を講義する。

【到達目標】

 到達目標は以下の通りである。
1 自由民主主義体制における政治過程の特徴について説明できること。とくに、国民代表過程(選  挙過程)と利益代表過程について今日的特徴と問題点を理解・分析できる。
2 政党と政党制について、その機能と問題点について説明できる。
3 政治文化やイデオロギーという視点から政治を理解できる。
4 主権国家の変容を地方分権や国際的相互依存・統合の関係のなかで理解できる。

【授業計画】

 この講義は対面で行います。ただし、大学閉鎖の場合にはZoomを使って講義を行います。資料配布や課題提出には講義掲示板を使います。Zoomで講義が受けられるように各自で準備してください。

1 ガイダンス―「自由主義」・「民主主義」・「権力」
 <事前学修>この講義の目的・到達目標・授業計画を確認すること
 <事後学修>「私」と自由主義・民主主義について考え纏めてみること
2 制度と政治過程(1)―自由民主主義(体制)とは何か
 <事前学修>プリントに目を通しておくこと
 <事後学修>プリントとノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
3 制度と政治過程(2)―自由民主主義体制下の政治過程
 <事前学修>プリントと教科書第4章第1節に目を通しておくこと
 <事後学修>プリント・教科書の該当箇所とノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
4 制度と政治過程(3)―選挙の過程と選挙制度
<事前学修>配布資料とプリントに目を通しておくこと
 <事後学修>資料・プリントとノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
5 制度と政治過程(4)―投票行動
<事前学修>プリントと教科書第4章第2節に目を通しておくこと
 <事後学修>プリント・教科書の該当箇所とノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
6 制度と政治過程(5)―利益集団
<事前学修>プリントと教科書第4章第3節に目を通しておくこと
 <事後学修>プリント・教科書の該当箇所とノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
7 制度と政治過程(6)―マスメディア (中間試験)
<事前学修>プリントと教科書第4章第4節に目を通しておくこと(これまでの復習をすること)
 <事後学修>中間試験の内容を確認すること
8 政党と政党制(1)―政党とは何か
<事前学修>プリントと教科書第6章第1節に目を通しておくこと
 <事後学修>プリント・教科書の該当箇所とノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
9 政党と政党制(2)―政党制の類型
<事前学修>プリントと教科書第6章第2節に目を通しておくこと
 <事後学修>プリント・教科書の該当箇所とノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
10 政党と政党制(3)―戦後日本の政党政治の変遷
<事前学修>プリントに目を通しておくこと
 <事後学修>プリントとノートを使って講義内容を整理・復習すること
11 政党と政党制(4)―政党制の衰退
<事前学修>プリントと教科書第6章第3節に目を通しておくこと
 <事後学修>プリント・教科書の該当箇所とノートなどを使って講義内容を整理・復習すること
12 政治意識と政治文化―政治意識・政治文化・イデオロギー
<事前学修>教科書第7章に目を通しておくこと
 <事後学修>教科書の該当箇所とノートを使って講義内容を整理・復習すること
13 集権と分権―「主権国家の黄昏」と分権化の波
<事前学修>教科書第8章に目を通しておくこと
 <事後学修>教科書の該当箇所とノートを使って講義内容を整理・復習すること
14 国際政治の変容と地球的問題群
<事前学修>教科書第9章及び第10章に目を通しておくこと
 <事後学修>教科書の該当箇所とノートを使って講義内容を整理・復習すること
15 まとめ―「新しい民主主義」
<事前学修>教科書第11章(特に第4節)に目を通しておくこと
 <事後学修>全体の総復習を行うこと
16 定期試験

【予習・復習】

毎回の授業に際して、予習2時間、復習2時間を要する。予習は主に教科書やプリントの下調べに、復習は講義と教科書の整理や確認の作業にあてること。

【授業関連科目】

政治学I

【成績評価方法・注意】

試験(60%)に加えて、数回の小テスト・レポート(30%)と受講態度(10%)によって評価を行う。試験や小テスト・レポートについては必要に応じて解説・コメントを行う。

【教科書】

著者:加茂利男,大西仁,石田徹,伊藤恭彦 書名:『現代政治学』(第4版) 出版社:有斐閣

【参考書】

適宜指示する