印刷する
研究演習3年 4単位 2014年度以後入学生
  経済   経営   3年以上
2013年度以前入学生
田中 潔 通年1コマ   経済   経営   3年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

 社会事象を的確に捉え、解決する能力養成を目標とする。マーケや企画開発には、市場を対象に動向を測り、結果を評価することが欠かせない。4年生で文献研究なども加え卒論へつなげる。理数系の経験や能力よりも、数値情報を「正しく入力し,出力を正しく読む」姿勢がポイントになる。

【到達目標】

社会調査の全体像が理解できる。
ネットや検索エンジンをマーケティングに活用できる。
データ収集の留意点を理解できる。統計的データ分析をPCで行える。
プレゼンテーションツールにより結果の発表や報告を行うことができる。

【授業計画】

※ 原則、3〜4年の2年間を想定
 2022年度が最終予定、4年研究演習は2023年度最終予定
閉鎖時対応 非対面、講義案内システムの科目掲示板に掲示(大学登録メール宛に通知)

1.ゼミのネット利用オリエンテーション
2.マーケティングとは何か
事前学修:マーケ用語を調べておく 事後学修:マーケの目的をまとめる
3.AIDMAの法則
  事前: アイドマの目的準備 事後: アイドマの各段階まとめ
4.AISASを知る
  事前: アイサスの目的準備 事後: アイドマとの違い
5.トレンドの計量
  事前: 傾向はどう計るか 事後: 具体的ツールを試す
6.グーグルトレンドの活用
  事前: グーグルトレンドを使っておく 事後: 使用法をまとめる
7.グーグルで市場を知る
  事前: 企業3社のトレンド  事後:さまざまな把握法をまとめる
8.市場や競合を知る
  事前: トレンドを比較する  事後: 2、3企業のトレンド比較
9.社会調査の意義と利用
  事前: 意義や目的調べる  事後: 目的をまとめる
10.測定尺度と母集団
  事前: 標本調査がなぜ必要か 事後:標本調査のメリットまとめる
11.ミニ調査を企画する
  事前: 学内実施を計画 事後: 調査実施計画を完成
12.調査用紙の設計要点
  事前: 手間に沿った質問準備 事後: 調査項目のまとめ
13.ミニ調査用紙の設計
  事前: テーマに沿った用紙案 事後: 調査用紙完成
14.フィールドでの実践、実査
  事前: 用紙作成 事後: 回収票の点検
15.エクセルの基本的関数
  事前: 集計向け関数を調べる  事後: 関数をまとめる
16.収集データの基礎集計
  事前: 関数適用し集計する 事後: 結果を解釈しまとめる
17.収集データの度数分析
  事前: 回収票のデータ化完成 事後: 結果を解釈
18.クロス表を分析する、ピポット活用
  事前: クロス表とは何か 事後: 作成表を解釈
19.グラフ表現を考える
  事前: 代表種類を調べておく 事後: データをグラフ化まとめ
20.グーグルで企業研究
  事前: 企業研究はどのように行なうか 事後: スターバックスを事例に
21.スターバックスの市場性
  事前: トレンドを調べる 事後: ブログ分析を行なっておく
22.プロダクトライフサイクル
  事前: 用語の説明を調べておく 事後: 用語をまとめる
23.ブランドへの成長要素
  事前: ブランドの条件は何か 事後: 備えるべき条件をまとめる
24.ミニ調査の集計と作表、層別分析
  事前: 層別の概念や目的調べる  事後: 層別分析を復習
25.ミニ調査の統計的分析
  事前: データ分析済ませておく 事後: 結果をまとめる
26.起承転結、結論と考察について
  事前: 得られた結果を解釈する 事後: 添削部分を手直し
27.見やすい表現、表とグラフ
  事前: データをグラフ化 事後: 添削部分を手直し
28.度数表現から散布図
29.ミニ調査プレゼン 発表と提案
  事前: 発表の準備  事後: 指摘部分の手直し
30.ミニ調査プレゼン 注文への回答
  事前: 注文部分の準備 事後: 発表内容を仕上げ

【予習・復習】

予習 120分(次回シラバスの下調べ、基本用語)
復習 120分(演習技法の練習修得、報告や課題作成含む)

【授業関連科目】

科目名: 研究演習2年(他テーマの研究演習2年からの受講も構わない)
演習のためPC(Office程度の利用)も使用する
事前の数理的な能力は問わない

【成績評価方法・注意】

経営やマーケに関する基礎知識(主に座学)30%、実地調査体験30%、
調査集計や分析20%、発表資料作成20% 合計100%
定期試験は行わない。提出物は採点し返却する

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する