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家族法II 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
吉岡 伸一 後期1コマ 1年以上 経済   経営    
備考  
実務経験 内容 大阪府内の銀行において、21年間本部および営業店で銀行員として勤務した経験をもつ。
授業との関連 銀行の預金者や借入人および保証人等が死亡することはたびたび発生することである。そのような場合に、どのように対応すべきであるのか、経験を踏まえて授業を進める。
シラバス1

【授業の目的】

 この授業は、民法の5つの篇のうち、第5編に当たる『相続』を扱う。相続は、大きく分けて、法定相続と遺言による相続に分かれ、日本では法定相続が多いものの次第に遺言による相続も増えている状況である。相続は、社会にでるか出ないかに関わらず、必然的にかかわりが出てくる問題であり、この授業では相続に関わる法律問題を身につけることを目的とする。

【到達目標】

 この授業では、人が亡くなったときにどのような人が法定の相続人となるのか、また、どの程度の財産を相続することができるのか、遺言をするにはどのような手続をしたらよいのかなどにつき、多くの裁判例を通じて実践的に学ぶことを目標とする。

【授業計画】

第1回 ガイダンス
第2回 相続の意義と根拠
第3回 相続法の歴史と現在
第4回 相続人
第5回 相続分
第6回 相続の承認と放棄
第7回 相続人の不存在
第8回 遺産分割(1)
第9回 遺産分割(2)
第10回 相続法と相続税
第11回 遺言と遺贈(1)
第12回 遺言と遺贈(2)
第13回 遺留分(1)
第14回 遺留分(2)
第15回 まとめ

【予習・復習】

予習は、事前に教科書を読むだけではなく、関連する裁判例を図書館で探して読んでおくこと。時間は2時間以上が望ましい。復習時間は、1時間以上充てること。講義中に分からないことがあれば、図書館で調べたり、担当教員に質問したりして、疑問を解消すること。

【授業関連科目】

民法総則、家族法1、物権法、契約法

【成績評価方法・注意】

成績評価については、期末試験のみならず、小テストも併せて行う。

【教科書】

著者:床谷文雄・神谷遊ほか3名 書名:新プリメール民法5 家族法 出版社:法律文化社

【参考書】

参考書を使用しない