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研究演習3年 4単位 2014年度以後入学生
  経済 3年以上 経営    
2013年度以前入学生
井尻 裕之 通年1コマ   経済 3年以上 経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置づけ:1)知識・技能 2)思考力・判断力・表現力 3)主体的に行う態度

日本銀行によって行われる金融政策は日本経済や金融業、ひいては私たちの生活にとても大きな影響をもたらしています。近年、次々に新たな政策が導入されていますが、その一端に触れ、私たちの生活にどのような影響がもたらされるかについて、議論を行います。そして本学の教育目標である「専門技術の振興」に貢献することを目標とします。

【到達目標】

目標は以下の4つを設定します。
(1)金融政策について学び、わたしたちの生活にどのような影響があるか、考えることができること
(2)発表や資料作りを行うことで、相手に「伝える力」を磨くこと
(3)相手の報告を聞き、意見を述べ、議論ができるようになること
(4)卒業論文のテーマを見つけること

【授業計画】

[講義の受講条件]
1.遅刻・欠席等は事前に連絡すること。
2.個人のPCを準備できることが望ましい(一応、大学のPCを使うことはできます)。
3.SNSの利用ができること(連絡網として活用します)。
4.フィールドスタディ等への参加が可能であること。


[前期・後期を通じて]
以下の予定でゼミを行いますが、所属学生の希望を踏まえて、論文大会やプレゼン大会等(学外も含めて)にも参加します。

※ 2017年度は、『日経ストックリーグ』に参加しました。
※ 2018年度は、『日経ストックリーグ』・『日銀グランプリ』・『社会人基礎力育成グランプリ』に参加しました。

※夏季休業と春季休業のうち、1度はゼミ合宿を行う予定です。
 2017・2018年度は、東京研修(日本銀行・東京証券取引所)に行きました。



[前期]

1.ガイダンス(Power Pointの基本操作)
   事前学修:自己紹介を考える
   事後学修:よりよいプレゼンはどのように行えばよいか考える


2.Power Pointを用いたプレゼンの練習
   事前学修:自己紹介を考える
   事後学修:よりよいプレゼンはどのように行えばよいか考える


3.Power Pointを用いた発表練習(1)
   事前学修:発表の準備
   事後学修:発表方法の推敲


4.Power Pointを用いた発表練習(2)
   事前学修:発表の準備
   事後学修:発表方法の推敲


5.第1章 金融政策と日本経済
   事前学修:第1章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


6.第2章 金融と通貨の意味
   事前学修:第2章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


7.第3章 民間銀行の役割
   事前学修:第3章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


8.第4章 日本銀行の役割と金融政策
   事前学修:第4章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


9.第5章 日本銀行の金融調節1
   事前学修:第5章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


10.第6章 日本銀行の金融調節2
   事前学修:第6章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


11.第7章 金融政策の波及経路
   事前学修:第7章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


12.第8章 「伝統的」金融政策
   事前学修:第8章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


13.第9章 「非伝統的」金融政策 ゼロ金利政策
   事前学修:第9章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


14.第10章 「非伝統的」金融政策 量的緩和・信用緩和
   事前学修:第10章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


15.前期のまとめ・整理
   事前学修:前期の振り返りを行う
   事後学修:前期の整理を行う



[後期]

1.ガイダンス
   事前学修:夏休みの課題を行う
   事後学修:次回講義の準備を行う


2.ゼミ対抗プレゼンテーション大会準備(1)
   事前学修:テーマを決定する
   事後学修:プレゼン大会の準備を進める


3.ゼミ対抗プレゼンテーション大会準備(2)
   事前学修:プレゼン大会の準備を進める
   事後学修:プレゼン大会の準備を進める


4.ゼミ対抗プレゼンテーション大会準備(3)
   事前学修:プレゼン大会の準備を進める
   事後学修:プレゼン大会の準備を進める


5.ゼミ対抗プレゼンテーション大会準備(4)
   事前学修:プレゼン大会の準備を進める
   事後学修:プレゼン大会の準備を進める


6.卒論テーマの見つけ方
   事前学修:卒業論文についてのテーマを考える
   事後学修:卒業論文のテーマを探す


7.第11章 「非伝統的」金融政策のまとめと今後の課題
   事前学修:第11章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


8.第12章 金融政策の新たな枠組み
   事前学修:第12章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


9.卒論テーマの報告(1)
   事前学修:卒論テーマを探し、発表準備を行う
   事後学修:卒論を執筆する


10.第13章 日本とアメリカの金融危機
   事前学修:第12章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


11.第14章 システミックリスクとプルーデンス政策
   事前学修:第12章を読む
   事後学修:疑問点等の解消・整理


12.卒論テーマの報告(2)
   事前学修:卒論テーマを探し、発表準備を行う
   事後学修:卒論を執筆する


13.卒論テーマの報告(3)
   事前学修:卒論テーマを探し、発表準備を行う
   事後学修:卒論を執筆する


14.卒論テーマの報告(4)
   事前学修:卒論テーマを探し、発表準備を行う
   事後学修:卒論を執筆する


15.後期のまとめ・整理
   事前学修:後期の振り返りを行う
   事後学修:後期の整理を行う

【予習・復習】

〔前期〕
予習(3時間程度):教科書の次回該当箇所を事前に読む。発表の準備。
復習(3時間程度):課題の作成。授業内容の復習。

〔後期〕
予習(3時間程度):教科書の次回該当箇所を事前に読む。発表の準備。
復習(3時間程度):課題の作成。授業内容の復習。

【授業関連科目】

金融論 金融政策 経済データ分析 時系列データ分析 計量経済学

【成績評価方法・注意】

主に、(1)発表-30% (2)提出物-30% (3)出席状況-15% (4)授業内態度-25% などを考慮し、総合的な評価を行う。
提出物については、コメント等をつけて、返却する。

【教科書】

著者:小林照義 書名:金融政策 出版社:中央経済社

【参考書】

適宜指示する