【授業の目的】

経済学部経済学科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門科目の振興」に貢献することを授業目標とする。他学部・他学科の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
１．中級ミクロ経済学の基礎と考え方を理解している。
２．ミクロ経済学のツールを使って、社会が直面している経済的課題を分析し、対応策を考えることができる。
３．他の関連科目の理解を深めることができる。

【授業計画】

１．経済学の課題：市場と政府
事前学修：テキストの序章を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
２．独占市場
事前学修：テキストの６章を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
３．外部経済と不経済（１）−外部不経済と対応策
事前学修：テキストの７章１，２，３を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
４．外部経済と不経済（２）−外部不経済とその応用
事前学修：テキストの７章４，５，６，７を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
５．外部経済と不経済（３）−外部経済
事前学修：テキストの序７章８〜13を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
６．減産補助金と環境権（１）−コースの定理
事前学修：テキストの８章１，２，３を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
７．減産補助金と環境権（２）−公害対策
事前学修：テキストの８章４，５，６を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
８．情報の非対称性（１）−逆選択（買い手が情報不足）
事前学修：テキストの９章１を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
９．情報の非対称性（２）−逆選択（売り手が情報不足）
事前学修：テキストの９章２を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
10．情報の非対称性（３）ーモラル・ハザード
事前学修：テキストの９章３，４，５を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
11．公共財（１）−公共財の性質
事前学修：テキストの10章１，２，３，４を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
12．公共財（２）−公共財の応用
事前学修：テキストの10章５〜11を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
13．権利の売買（１）−生産数量規制
事前学修：テキストの11章１，２を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
14．権利の売買（２）−排出権の市場
事前学修：テキストの11章３，４を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
15．権利の売買（３）−購入数量規制
事前学修：テキストの11章５，６，７を読んで、問題を整理。
事後学修：テキストの該当箇所を読んで、理解を深める。
16．定期試験

【予習・復習】

予習、復習ともに1時間程度。教科書の関連部分を読む。

【授業関連科目】

経済学１，２、ミクロ経済学

【成績評価方法・注意】

授業中の質疑応答、小テストの結果、期末試験の成績を合わせて、成績を評価する。

【教科書】

著者：八田達夫　書名：ミクロ経済学１、市場の失敗と政府の失敗への対策　出版社：東洋経済新報社

【参考書】

適宜指示する