道徳教育の理論と方法 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 3年以上 | 経済 | 3年以上 | 経営 | 3年以上 | 商 | 3年以上 | ||
2013年度以前入学生 | |||||||||
伴 恒信 | 前期1コマ | 法 | 3年以上 | 経済 | 3年以上 | 経営 | 3年以上 | 商 | 3年以上 |
備考 | 教職科目(中一種免必修),3年次生のみ | ||||||||
実務経験 | 内容 | 文部省およびユネスコ(国連教育科学文化機関)といった世界と日本のトップの行政機関で勤務し、世界と日本の教育行政の種々の実務に従事するとともに各種国際交流並びに国際的調査研究等に携わった。 | |||||||
授業との関連 | 日本と世界の教育の実情に精通しており、授業では広い視野からの種々の事実や知見を提供することができる。また、大学に移ってからも文部科学省から諸外国の道徳教育の調査を委嘱されたり講演を行ったり、国の道徳教育施策の策定ならびに実施に貢献してきた。 |
授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1 専門知識、DP2 一般知識、DP3 思考力、DP6 意欲・責任感、DP9 倫理観
教職に係る専門科目(必修科目)として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。
価値観が多様化し混迷を極めている今日の時代に、健全な価値意識を身に付けさせ、子ども達の確かな未来への支柱を創るための道徳教育の基底となる考え方や教育内容を理解し、その実践的な指導法を身に付ける。
1.道徳教育がなぜ必要とされるのかについての基本的な考え方を自ら薬籠中のものとする。
2.現代の世界では次世代の子どもの育成に道徳教育が欠かせないものとなっている実態を理解する。
3.道徳教育を学校の現場でいかに推進していくかについての組織作りや指導方法について実践的に学ぶ。
[授業計画]
第1回:道徳教育の理念と課題
教科書:第1章「これからの道徳教育の理念と課題」
第2回:人間存在の本質から見た道徳教育
教科書:第2章「人間存在の本質から見た道徳教育」
第3回:道徳性の発達と環境
教科書:第3章「道徳性の発達」
第4回:世界の学校における道徳教育(1)−アメリカ
教科書:第8章「世界の学校における道徳教育」
第5回:世界の学校における道徳教育(2)−ヨーロッパ
教科書:第8章「世界の学校における道徳教育」
第6回:世界の学校における道徳教育(3)−アジア 中国と韓国
第7回:日本の道徳教育の歴史(1)−教育勅語と修身
教科書:第4章「道徳教育の歴史」
第8回:日本の道徳教育の歴史(2)−戦後の道徳教育
教科書:第4章「道徳教育の歴史」
第9回:学校における道徳教育の指導(1)−学校の教育活動の中での位置づけ
教科書:第5章「全教育活動を通しての道徳教育」
第10回:学校における道徳教育の指導(2)−道徳教育指導計画と実際
教科書:第6章「道徳の時間の特質と指導」
第11回:学校における道徳教育の指導(3)−道徳教育の指導案
教科書:第6章「道徳の時間の特質と指導」
第12回:学校における道徳教育の指導(4)−道徳教育の指導の実際
第13回:学校と家庭・地域社会との連携(1)−学校・家庭・地域の連携
教科書:第7章「学校と家庭・地域社会との連携」
第14回:学校と家庭・地域社会との連携(2)−学校を支える地域プロジェクト
教科書:第7章「学校と家庭・地域社会との連携」
第15回:これからの道徳教育−道徳教育の教科化の課題
定期試験
予習:教科書をよく読み、内容を把握する。1時間
復習:講義と現実世界を合わせて考察し、内容の理解を深める。1時間
教育原理、教育史、教育課程論、教育方法論、教職論、教育社会学
成績評価方法(手段):(1)レポート、プレゼン
(2)実際に指導案を作成するなどの取組態度を評価する。
著者:押谷由夫編著 書名:道徳教育への招待 出版社:ミネルヴァ書房
著者:押谷由夫編著 書名:道徳性形成・徳育論 出版社:NHK出版
著者:文部科学省 書名:中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編 出版社: