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アクティブラーニング社会学基礎編 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
2013年度以前入学生
岡崎 大輔 後期1コマ 1年以上 経済 1年以上 経営 1年以上 1年以上
備考 集中講義(1/30-2/2)・定員30名(1・2年次生を優先)
実務経験 内容 阪急阪神ホールディングスグループの採用・人材育成担当を経て、京都造形芸術大学講師として企業に対するアウトリーチ活動を行っている。具体的には、若手・中堅・幹部社員を対象とする研修プログラムの開発・実施。
授業との関連 大学卒業後のキャリア選択について、また、組織内で他者とともに成果を生み出す能力向上について、人材開発の実務経験をもとにしたフィードバックを行う。
シラバス1

【授業の目的】

「みる・考える・話す・聴く」という4つの能力を用いて行うアート作品の対話型鑑賞プログラムACOP/ エイコップ(Art Communication Project)を通して、他者とともに生きるために必要なコミュニケーション能力と、ひとつの正解がない問題に取り組む意欲と能力、すなわち、生きる力を養う。

【到達目標】

1.アートとアート作品の違いを理解し、他者に説明できる。
2.事実の解釈の違いを理解し、論理的・分析的に思考することができる。
3.自分の考えを的確に言語化し、他者に伝えることができる。さらに、他者の言葉を取り入れて自身の発想を発展させることができる。
4.自分とアート作品のみならず、他者、キャリア、社会事象など、あらゆる物事との関係性に対して問いを立て、自分なりの解を導くことの重要性を言葉にすることができる。

【授業計画】

初日3コマ、2日目〜最終日4コマの集中講義となります。全回出席を前提としてください。基本的にグループでコミュニケーションを取りながら授業を進め、1日の最後にはレポートを提出していただきます。

■初日
 1.オリエンテーション
 2.ワークショップ 1
 3.ワークショップ 2

 授業の目的や目標を共有し、他者との協働によって学ぶことを
 理解するワークショップを行います。

■2日目
 4.みる・考える・話す・聴く 1
 5.みる・考える・話す・聴く 2
 6.みる・考える・話す・聴く 3
 7.みる・考える・話す・聴く 4

 アートとは何か、どうコミュニケーションとつながるか、私たちが
 普段から行っている「みる・考える・話す・聴く」能力について、
 理解を深めます。

 事前学習:初日の授業を踏まえ、アクティブラーニングに関する自身の考えをノートにまとめる。
 事後学習:授業を踏まえ、アートとコミュニケーションに対する自身の考えをノートにまとめる。

■3日目
 8.アート&コミュニケーション
 9.作品鑑賞 1
 10.作品鑑賞 2
 11.作品鑑賞 3

 アート作品の対話型鑑賞を行い、他者と対話すること、ひとつの
 正解がない問題に取り組むことの意義を理解します。

 事前学習:2日目の授業を踏まえ、アートとコミュニケーションに対する自身の考えをノートにまとめる。
 事後学習:他者と作品鑑賞した体験を振り返り、気付いたことをノートにまとめる。

■最終日
 12.作品鑑賞 4
 13.作品鑑賞 5
 14.作品鑑賞 振り返り
 15.講義全体の振り返り

 アート作品のみならず、「みる・考える・話す・聴く」能力は、
 社会で求められる基礎力であることを理解し、講義全体を振り返ります。


【予習・復習】

復習・予習1時間:各日ともレポートを提出していただきますが、自分でも講義内容をあらためて振り返り、発見や疑問を整理してください。次の講義時、全体で共有する時間を設けます。

【授業関連科目】

アクティブラーニング社会学展開編

【成績評価方法・注意】

成績は到達目標に照らし、各日に提出していただくレポート(45%)と受講態度(55%)で評価します。レポートはコメントを付けて返却します。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する
著者:アメリア・アレナス 書名:なぜ、これがアートなの? 出版社:淡交社
著者:フィリップ・ヤノウィン 書名:学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジーズ: どこからそう思う? 出版社:淡交社
著者:岡崎大輔 書名:なぜ、世界のエリートはどんなに忙しくても美術館に行くのか? 出版社:SBクリエイティブ