印刷する
観光経営論 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
大石 貴之 後期1コマ   経済   経営 2年以上 2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

 経営学部商学科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」と「社会的人材の育成」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

 本講義は、観光産業における様々な産業の経営戦略や動向を学ぶことによって、以下のことができるようになることを到達目標とする。
1.観光産業を経営する上で必要な基本的知識を身につけ、それを概説することができる。
2.観光産業にはどのような業態があるのかを具体的な事例を挙げて説明することができる。
3.観光経営の具体例として「まちづくり」に関する実態と現在の課題を説明することができる。

【授業計画】


1. オリエンテーション―観光経営とは―
 ・事前学修:観光産業とはどのような産業か調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、観光産業と他の産業との相違点についてまとめておく。

2. 観光における行政・政策の役割
 ・事前学修:日本の観光行政や観光に関する政策について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、国としての観光政策の課題についてまとめておく。

3. 観光行動と観光市場
 ・事前学修:人はなぜ観光をするのか、自分の経験に照らし合わせて考えておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、観光市場の現状についてまとめておく。

4. 観光経営戦略(1):集客戦略
 ・事前学修:観光客を集めるための集客戦略について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、特に利用満足度増大モデルの具体例をまとめておく。

5. 観光経営戦略(2):人的資源管理
 ・事前学修:観光産業における人的資源管理について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、観光産業に適した人材についてまとめておく。

6. 観光経営戦略(3):配慮行動と顧客満足
 ・事前学修:観光産業における配慮行動や顧客満足について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、特に配慮行動進化モデル、顧客満足の不一致モデルについてまとめておく。

7. 観光産業における情報の活用
 ・事前学修:ICT革命による、観光産業の変化について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、観光産業と情報との関わりについてまとめておく。

8. 観光産業各論(1):旅行業
 ・事前学修:旅行業とはどのような産業か調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、旅行業の課題と具体的な対策についてまとめておく。

9. 観光産業各論(2):交通産業
 ・事前学修:交通産業とはどのような産業か、特に鉄道産業、航空産業について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、交通産業の課題と具体的な対策についてまとめておく。

10.観光産業各論(3):宿泊産業
 ・事前学修:宿泊産業とはどのような産業か、特に旅館とホテルの違いについて調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、宿泊産業の課題と具体的な対策についてまとめておく。

11.観光産業各論(4):博物館、テーマパーク
 ・事前学修:博物館やテーマパークがどのような経営をしているか調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、博物館やテーマパークの課題と具体的な対策についてまとめておく。

12.観光産業各論(5):その他の観光産業(外食産業・土産物産業など)
 ・事前学修:観光地における外食産業や土産物産業について調べておく。
 ・事後学修:配付資料を整理し、特に観光地における外食産業の課題と具体的な対策についてまとめておく。

13.地域づくりと観光経営
 ・事前学修:地域づくりと観光地づくりの相違点について調べておく。
 ・事後学修:観光による地域づくりに必要なことについてまとめておく。

14.観光経営と観光資源の商品化
 ・事前学修:商品化という用語について、様々な観点から調べておく。
 ・事後学修:観光資源を商品化することの意味や課題について、具体的な事例に関連してまとめておく。

15.授業のまとめ
 ・事前学修:これまでの配付資料を整理し、観光経営の全体像についてまとめておく。
 ・事後学修:観光戦略や観光産業に関する課題や具体的な対策について説明できるようにまとめておく。

16.期末試験

【予習・復習】

予習(1時間程度):次回の授業内容に関する事前準備(授業内容に関するキーワードを調べておく等)をすること。
復習(2時間程度):授業内容を確認し、関連する書籍等で自主学習をすること。

【授業関連科目】

観光資源論、観光地理学、観光地計画論、観光実務

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:試験とレポート両方
出席を前提として、毎回の授業で配付するミニレポート(40%)、期末試験(60%)で評価する。ミニレポートについては、次回の授業開始時に全体の講評をするとともに、正答例を紹介する。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する