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観光地計画論 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 3年以上 3年以上
2013年度以前入学生
大石 貴之(代)
西 春奈
前期1コマ   経済   経営 3年以上 3年以上
備考 地域フィールドスタディー、夏期集中講義(国内研修)
実務経験 内容 蒜山高原で実習を実施し、現地の観光産業に関わる実務者を招き、講義や実習を行う。
授業との関連 学生が観光産業について考える機会を提供し、観光振興にかかわる活動を実践できるよう、観光の仕事に携わっている方々の指導を受けることで、実践的に学ぶ。
シラバス1

【授業の目的】

 経営学部商学科に係る専門科目として、本学の教育目標である「幅広い学習機会の提供」と「社会的人材の育成」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

 本授業は、真庭市蒜山高原におけるフィールドスタディを実施し、観光地の見学・調査や観光の実務体験を通じて、以下のことができるようになることを到達目標とする。
1.真庭市蒜山高原はどのような観光地であるかを理解する。
2.観光地がどのような人々の努力によって成立しているか、具体的事例を挙げて説明することができる。
3.蒜山高原の観光活動を通じて、岡山県における観光の課題について考察することができる。

【授業計画】

・実習は夏季休業中に3泊4日で実施し、事前学習を6月後半より4コマ程度、事後学習を8月中に2コマ程度実施する。
・実習場所は真庭市蒜山高原とする。
・参加者は4月中に別途募集(定員10名程度)し、説明会を実施する。

1. 事前学習(1):オリエンテーション―フィールドスタディの進め方について―
 ・事前学修:実習の日程や内容について確認しておく。
 ・事後学修:フィールドスタディの意義や目的を整理しておく。

2. 事前学習(2):日本における観光の歴史と現状
 ・事前学修:観光の歴史と現状について、情報を収集しておく。
 ・事後学修:事前学習の内容を踏まえ、日本における観光の歴史と現状について整理しておく。

3. 事前学習(3):蒜山高原における観光の歴史と現状
 ・事前学修:蒜山高原に関する情報を調べておく。
 ・事後学修:事前学習の内容を踏まえ、蒜山高原の歴史と現状について整理しておく。

4. 事前学習(4):調査内容の設定
 ・事前学修:聞き取り調査やアンケート調査の方法について確認しておく。
 ・事後学修:調査項目を整理しておく。

5. 実習(1):蒜山高原の観光産業に関する講義
 ・事前学修:蒜山高原の観光産業に関する情報を調べておく。
 ・事後学修:講義を踏まえ、蒜山高原における観光産業の特徴をまとめておく。

6. 実習(2):蒜山高原の課題に関する講義
 ・事前学修:前回の講義を踏まえ、蒜山高原の課題を改めて整理しておく。
 ・事後学修:今回の講義を踏まえ、課題を分析する方法を確認しておく。

7. 実習(3):蒜山高原における観光産業の観察調査
 ・事前学修:観察調査で何に注目するのかを整理しておく。
 ・事後学修:観察調査で得られた情報をまとめておく。

8. 実習(4):観光客に対するアンケート調査の実施
 ・事前学修:アンケートの調査項目を確認しておく。
 ・事後学修:アンケート調査で得られた情報をまとめておく。

9. 実習(5):経営者に対する聞き取り調査の実施
 ・事前学修:聞き取り調査の項目を確認しておく。
 ・事後学修:聞き取り調査で得られた情報をまとめておく。

10. 実習(6):調査結果のまとめ
 ・事前学修:調査で得られた情報を確認しておく。
 ・事後学修:調査で得られた情報を整理し、発表できるよう準備をしておく。

11. 実習(7):蒜山高原の課題を解決する方法について考察する
 ・事前学修:調査結果を踏まえ、課題解決の方法を考えておく。
 ・事後学修:課題解決の方法を整理し、発表できるよう準備をしておく。

12. 実習(8):成果発表
 ・事前学修:発表の内容を確認しておく。
 ・事後学修:得られた助言を整理しておく。

13.事後学習(1):フィールドスタディを振り返る
 ・事前学修:実習について、メモしたことや考えたことなどを整理しておく。
 ・事後学修:関連書籍や資料を改めて確認し、実習の内容を整理しておく。

14.事後学習(2):真庭市における観光の現状と課題について考える
 ・事前学修:真庭市の他の観光地について情報を収集しておく。
 ・事後学修:蒜山高原と他の観光地との関係について整理しておく。

15.授業のまとめ
 ・事前学修:フィールドスタディを通じて、自分が得たものは何かを考えておく。
 ・事後学修:地域で活動するために、自分に必要なことは何かを確認しておく。

【予習・復習】

<事前・事後学習>
予習(1時間程度):次回の授業に関する準備(観光地に関する基本的な統計や資料を入手する、グループワークを実施する等)をすること。
復習(2時間程度):授業内容の確認をすること。

<実習中>
予習:翌日の活動内容を把握しておくこと。
復習:1日の活動を振り返るミニレポートを作成すること。

【授業関連科目】

観光地理学、観光資源論、観光経営論、観光実務、消費者行動論、商品開発、テーマパークデザイン論

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポート、討論・プレゼン
 レポートは、事前学習や事後学習での課題、および実習中のミニレポートとし、コメント等を付けて返却する。また、実習中に1〜2回程度実施する討論・プレゼンについても成績評価に加点する。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する