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FP相続・事業継承 2単位 2014年度以後入学生
  経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
海宝 賢一郎 後期1コマ   経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考 2級FP技能士を目指す学生を優先
実務経験 内容 CFP(R)および1級ファイナンシャル・プランニング技能士として、ファイナンシャルプランニングに関する相談・提案業務等の実務経験を積んだ。
授業との関連 ファイナンシャルプランナーとしての経験をもとに、パーソナルファイナンスの理論を教授する。また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の立場から相続・事業継承設計に関する実践的知識を教授する。
シラバス1

【授業の目的】

 経営学部商学科の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。本講義は、金融リテラシーを基礎として、パーソナル・ファイナンス・プランニングの専門家である「2級FP技能士」に求められる専門的な知識を身につけ、さらに評価分析・提案能力の向上を図ることを授業目標とする。

【到達目標】

 国家検定試験の2級ファイナンシャル・プランニング技能検定・個人資産相談業務の実技科目のうち、E分野:不動産の分野に関する知識の7割程度理解できる。
また、AFP認定者に求められるFP提案書に関連する基礎的な技能について理解できる
1.相続・事業承継における専門用語について説明できる
2.ファイナンシャルプランニングにおける相続・事業承継設計に関する基礎的な考え方が理解できる

【授業計画】

原則として「相続・事業承継」の授業を履修していること

1.ファイナンシャルプランニングと相続・事業承継設計(総論)
  事前学修:教科書I-I第1章・第1・2節を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:相続・事業承継設計の重要事項についてノートにまとめること

2.相続:相続人、相続放棄、遺産分割協議などに関する事項の理解
  事前学修:教科書I-I第2章・第7節、第3章第1節を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

3.相続税:相続税の仕組みに関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第1章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

4.相続税:相続税の課税価格、非課税財産、債務控除に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第2章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

5.相続税:相続税の計算に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第3章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

6.演習I:相続税額の計算演習
  事前学修:相続税額の計算についてノートに整理しておくこと
  事後学修:演習課題について重要事項をノートに整理しておくこと

7.相続税:相続税の申告、延納・物納申請に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第4章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

8.贈与税:贈与税の仕組み、課税価格に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第5・6章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

9.贈与税:相続時精算課税制度に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第8章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

10.演習II:贈与税額の計算演習
  事前学修:贈与税額の計算についてノートに整理しておくこと
  事後学修:演習課題について重要事項をノートに整理しておくこと

11.財産評価に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第1部第9章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

12.演習III:財産評価に関する計算演習
  事前学修:宅地の評価などの計算についてノートに整理しておくこと
  事後学修:演習課題について重要事項をノートに整理しておくこと

13.相続設計の考え方、遺産分割設計に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第2部第1・2章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

14.贈与を利用した相続設計、納税資金設計に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第2部第4・5章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

15.事業承継設計の考え方、自社株評価に関する事項の理解
  事前学修:教科書I-II 第2部第6・7章を読み、不明点を整理しておくこと
  事後学修:講義内容の重要事項についてノートにまとめること

16.定期試験

【予習・復習】

講義を受けるに際して、予習1時間、復習2時間を取ること
予習1時間:授業のテーマについて教科書の全文を読み、不明点をノートにまとめること
復習2時間:講義内容、小テストについて教科書等を使って復習すること

【授業関連科目】

「FPリスク・リタイアメントプランニング」、「FPタックスプランニング」、「FP不動産運用設計」、「FP金融資産運用設計」の同時履修を推奨

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:小レポート、小テスト、定期試験
 定期的に小レポートまたは小テストを実施し、小テストについては模範解答を配布して解説し、小レポートについてはコメントを付けて返却する。また、定期試験は計算問題、記述問題等によるテストを実施する。小テスト・小レポートに70点、定期試験に30点を配点する。
※セキュリティシートにより出席管理を行うのでスマートフォン等を持参すること
※原則として「相続・事業承継」の授業を履修していること

【教科書】

著者:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 書名:平成31年度 FPテキスト/相続・事業承継設計 出版社:日本ファイナンシャル・プランナーズ協会

【参考書】

著者:きんざいファイナンシャルプランナーズセンター 書名:'18−'19年度版 FP技能検定教本2級7分冊総合演習(実技対策) 出版社:きんざい