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不法行為法 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済   経営    
2013年度以前入学生
鬼頭 祐紀 後期1コマ 2年以上 経済   経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロポリシー:DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力、DP5文章力
法学部法学科に関わる専門科目として、民法とりわけ「不法行為法」に関する基礎知識を修得し、これを基に紛争を解決する基礎的思考力を養うことを目的とする。

【到達目標】

(1)不法行為に関する基礎知識を修得し、関連条文等を具体例を用いて説明することができるようになること。
(2)目下の紛争の争点がどこにあるかを把握することができる。

【授業計画】

1. ガイダンス / 民法の全体像と不法行為法の位置づけ ― 本講義の対象:【教科書1 : p2-6, p7-9】/ 【教科書2:p1-6】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

2. 不法行為の意義:【教科書1 : p500-501】/ 【教科書2:p150-155】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

3. 権利ないし法益侵害:【教科書1 : p501】/ 【教科書2:p157】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

4. 故意・過失:【教科書1 : p502-503】 / 【教科書2:p155-156】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

5. 因果関係(事実的因果関係/保護範囲):【教科書1 : p504-505】 / 【教科書2:p157-158】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

6. 損害の金銭的評価・損害額の算定:【教科書1 : p506-511】 / 【教科書2:p158-159】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

7. 損害額の調整(過失相殺等): 【教科書1 : p519-523】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

8. 損害賠償責任の主体:【教科書1 : p512-514】/ 【教科書2:p159-160】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

9. 差止請求権:【教科書1 : p538-542】/ 【教科書2:p160】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)
 
10. 不法行為の成立を阻却する事由/ 不法行為責任の消滅時効・除斥期間:【教科書1 : p518-519】【教科書2:p160】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

11. 特殊の不法行為(1)−監督義務責任:【教科書1 : p515-518】/ 【教科書2:p161】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

12. 特殊な不法行為(2)−使用者責任・注文者の責任:【教科書1 : p523-526, p526-528】/ 【教科書2:p161-162】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

13. 特殊な不法行為(3)−土地工作物責任・共同不法行為責任:【教科書1 : p535-538】/ 【教科書2:p162】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

14. 特殊な不法行為(4)−特別法等:【教科書1: p528-531, p531-534】 / 【教科書2:p163-164】
事前学修:教科書の該当ページの熟読
事後学修:レジュメを基に本講義の要点を整理し、再度教科書を熟読する(自習課題への取り組みを含む)

15. 総括
事前学修:レジュメを整理し、要点を整理する
事後学修:教科書を一読すること


16. 定期試験

【特記事項】
(1)【教科書1】=潮見佳男『民法(全)』(2017, 有斐閣)
(2)【教科書2】=生田敏康・畑中久彌・道山治延・蓑輪靖博・柳景子『民法入門』(2017, 法律文化社)
(3)関連する資料については、適宜紹介する。
(4)毎回ではないが、講義中にグループでの話し合いやディスカッションを行う予定である。

【予習・復習】

講義1回あたりにつき、最低90分の予習・復習を要する。
予習:教科書の熟読
   なお、教科書の熟読については、自分に合う参考書を選択して、該当箇所を熟読してきても構わない。
復習:講義レジュメ、教科書、参考書等を用いながら再度講義内容の理解に努める。
   適宜レポートを作成し、提出する。
   不明な箇所がある場合には教員に質問すること。

【授業関連科目】

民法概説、民法総則、物権総論、担保物権、債権総論、契約法、家族法、民事訴訟法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:
(1)定期試験(60%)
記述式問題で試験を実施する。詳細は講義で述べる。
(2)小テスト(20%)
空欄補充問題及び択一問題で小テストを適宜実施する。
小テスト実施後、毎回5〜10分間で解説を実施する予定である。
(3)レポート(20%)
講義で述べた内容に関するレポートを実施する(1回)。
提出後、添削の上、受講生に返却する。
(4)その他
評価にあたっては講義中の発言等を含む「学習意欲・受講態度」等を加味することもある。

注意:講義には必ず六法を持参すること。

【教科書】

著者:潮見佳男 書名:『民法(全)』 出版社:有斐閣
著者:生田敏康・畑中久彌・道山治延・蓑輪靖博・柳景子 書名:『民法入門』 出版社:法律文化社
著者: 書名:ポケット六法平成30年度版 出版社:有斐閣

【参考書】

適宜指示する