法律学入門 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 1年以上 | 経済 | 1年以上 | 経営 | 商 | ||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
倉持 弘 | 前期1コマ | 法 | 1年以上 | 経済 | 経営 | 商 | |||
備考 | *経済学科は2017年度以後入学の教職課程履修者のみ |
本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること。法律を学ぶ際に基礎となる事項を講義し、他の法律専門科目の理解の一助とする。
受講生が受講後に次のようなことができるようになること。
1.法律についての基礎的な用語を理解し、使いこなすことができる。
2.裁判制度についての基礎的な用語を理解し、使いこなすことができる。
3.歴史や経済学などの隣接学問分野との関係を知り、法律専門科目とあわせて、それらの分野の学習計画を自ら考えることができる。
1.オリエンテーション、法律学とはどのような学問か?
事後学習:法を学ぶとはどういうことか考える。
2.ルールを作ってみる、法と他の社会規範
事前学習:ゴミ置き場のルールを作ってみる。
事後学習:小テストの見直し。法と道徳について考える。
3.特別講演(岡山県警本部長)
事後学習:警察官の職務について、また自分の進路について考える。
4.六法の見方
事前学習:自分の持っている六法の凡例を読む。
事後学習:宿題レポートを作成する。
5.裁判(裁判員制度解説動画視聴)
事前学習:動画パンフレットを読む。
事後学習:裁判員制度について考える。
6.裁判と法の適用
事前学習:第4回の動画の判決文を読む。
事後学習:小テストの見直し。法の適用について考える。
7.裁判の種類、裁判所の種類
事前学習:三審制について考える。
事後学習;小テストの見直し。民事と刑事の違いについて考える。
8.法の分類
事前学習:法にはどのようなものがあるか考える。
事後学習:小テストの見直し。
9.中間試験、政府や法律の無い社会
事後学習:政府や法律の無い社会(自然状態)について考える。
10.近代法、近代刑法の基本原則
事前学習:社会契約説について考える。
事後学習:小テストの見直し。罪刑法定主義について考える。
11.近代民法の基本原則と民事紛争の解決
事前学習:和解(示談)について考える。
事後学習:小テストの見直し。ADRについて考える。
12.条文を読む
事前学習:「かつ」と「または」について調べる。
事後学習:小テストの見直し。論理的な文章の読み方について考える。
13.法の解釈1(文理解釈、法令用語)
事前学習:言葉の意味があいまいであることから生じる問題について考える。
事後学習;小テストの見直し。法令用語の正確な意味を覚える。
14.法の解釈2(さまざまな理由づけ)
事後学習:小テストの見直し。法の解釈にはさまざまな理由付けがあることについて考える。
15.近代以降の歴史と現代法
事前学習:高校の世界史の近代市民革命以後について復習する。
事後学習:小テストの見直し。法が歴史的に変化してきていることについて考える。
16.定期試験
予習1時間:各回の事前学習について、ネットで調べたり、自分で考えたりすること。一部、講義掲示板での課題提出を求める。
復習3時間:講義プリントを読み直して、小テストを見直すこと。各回の事後学習について、自分で考えること。
試験は定期試験と中間試験(持ち込み不可)。中間試験については採点した答案を返却する。
講義の最後に小テストを行う。次の回に正解発表、解説を行う。
評価手段の「その他」は、予習課題である。解答例などを講義中で提示する。
注意
セキュリティーシートを配布するので、スマートフォンなどを利用して出席登録を行うこと。
この講義では録画ビデオを講義案内システムに掲載するので、欠席者は必ずそれを視聴した上で欠席者用紙を提出すること。
著者: 書名:ポケット六法 平成31年度版 出版社:有斐閣
著者:道垣内弘人 書名:プレップ 法学を学ぶ前に 第2版 出版社:弘文堂