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統計学総論I 2単位 2014年度以後入学生
1年以上 経済 1年以上 経営    
2013年度以前入学生
佐井 至道 前期1コマ 1年以上 経済 1年以上 経営    
備考 定員70名程度,経済学科1年次生のみ
シラバス1

【授業の目的】

 経済学部経済学科に係る専門科目(選択必修科目)として,この講義では,統計学の基本的な知識の習得とコンピュータを利用した演習によるテクニックの習得を目的とし,本学の教育理念に沿って,統計という手法を用いて社会事象を捉え,分析し,解決する能力を備えた人材の育成を目指す。

【到達目標】

1) Excelによる表の作成,度数分布の作成,クロス集計などの分析ができる。
2) 代表値や散布度の計算法を理解し,相関の概念の把握ができる。
3) 質的データを用いる分析ができる。
4) 官庁統計などの集計表や公表数値を理解できる。

【授業計画】

1.表計算ソフトExcelの説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:講義で学習した手法の復習
2.数値と文字列の入力練習と基本的な機能についての習得
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
3.関数の利用法の説明とその演習
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
4.表の作成法の説明と表作成演習
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
5.度数分布作成法・クロス集計法の説明とその演習
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
6.適切なグラフの選択方法とグラフ作成演習
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
7.データの平均の計算方法とその意味の説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
8.平均以外の中心的傾向の計算方法とその意味の説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
9.平均などによる実データの比較
・事前学修:分析するデータの収集
・事後学修:予測結果と実際の値との差の評価
10.データの分散と標準偏差の計算方法とその意味の説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
11.分散,標準偏差以外の散布度の計算方法とその意味の説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
12.分散,標準偏差などによる実データの比較
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
13.相関関係と相関係数の説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
14.質的データの取り扱い方法の説明
・事前学修:講義で使用する手法の予習
・事後学修:返却されたレポートについての復習
15.個々の実データに対する分析とレポート作成
・事前学修:分析するデータの収集
・事後学修:予測結果と実際の値との差の評価

【予習・復習】

予習(1時間程度)使用するデータの選定,手法の予習など
復習(3時間程度)レポートの作成,返却されたレポートについての復習など

【授業関連科目】

統計学総論IIを引き続き受講することが望ましい。

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポートと講義内の小テスト
講義における出席状況や提出するレポートを80%,講義内の小テストを20%として評価する。レポートについては,毎回チェックして返却し,次回の講義で解説する。
2019年度入学の経済学科の学生のみ受講可能。最初の講義には必ず出席すること。
講義はVODとして講義案内システムで視聴が可能なため,講義を欠席した場合には,各自で学習すること。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

著者:佐井至道 書名:例解調査論 出版社:大学教育出版