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雇用社会と法II 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営    
2013年度以前入学生
三井 正信 後期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営    
備考  
シラバス1

【授業の目的】

労働基準法を中心に男女雇用機会均等法など労働条件と労働者の人権をめぐる労働者保護法の重要問題を理解し、企業社会で応用することができることを目的とする。いま問題になっている働き方改革やブラック企業や過労死・過労自殺などにも留意しつつ講義を行う。なお、法律系の授業なので六法を持ってくること。

【到達目標】

労働基準法を中心に男女雇用機会均等法など労働条件と労働者の人権をめぐる労働者保護法の重要問題について実際に企業社会において応用することができることを目標とする。アルバイトや社会に出てから実際に役立つ授業を心がける。とにかくワーキングライフにおいて応用可能な実戦的な知識の習得を目標とする。

【授業計画】

第1回 イントロダクション:労働条件の決定・変更と法的保護をめぐる法的見取り図
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』1〜8頁
第2回 労働条件の基本原則・労働者保護法の基本構造
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』1〜8頁、11〜17頁
第3回 職場における労働者の人権保護
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』38〜42頁
第4回 雇用における男女平等、セクシュアル・ハラスメント
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』43〜55頁
・事前学修:インターネット等で企業におけるセクハラの実態を調べておくこと
 ・事後学修:企業の労務部にいるとして労務管理上セクハラには事前・事後において法的に具体的にどのように対応したらよいか考えてみよう
第5回 就業規則と労働条件(1)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』22〜30頁
第6回 就業規則と労働条件(2)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』31〜37頁
第7回 賃金の法的保護(1)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』102〜105頁
第8回 賃金の法的保護(2)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』105〜112頁
第9回 賃金の法的保護(3)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』113〜117頁
第10回 労働時間・休日・休暇(1)
 ・事前学修:ネット等で働き方改革の全体像を調べてみよう
 ・事後学修:働き方改革関連法によって企業の労務管理が具体的にどのように変わるか考えてみよう
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』118〜132頁
第11回 労働時間・休日・休暇(2)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』133〜139頁
第12回 労働時間・休日・休暇(3)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』140〜153頁
第13回 女性・年少者の保護、ワークライフバランス
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』154〜166頁
第14回 労働安全衛生・労災補償(1)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』167〜174頁
第15回 労働安全衛生・労災補償(2)
 教科書:山川隆一(編)『プラクティス労働法[第2版]』174〜182頁
第16回 定期試験

【予習・復習】

毎回シラバスで予定した講義部分のテキストをあらかじめ読んでくるとともに、講義が終了した後には配布レジュメ(プリント)、ノート、教科書の該当部分を復習する。

【授業関連科目】

雇用社会と法1、雇用社会と法3

【成績評価方法・注意】

出席状況(30%)と定期試験(70%)で評価する。

【教科書】

著者:山川隆一(編) 書名:プラクティス労働法[第2版] 出版社:信山社

【参考書】

参考書を使用しない