英米法とその歴史II | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 2年以上 | 経済 | 経営 | 商 | |||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
守屋 明 | 後期1コマ | 法 | 2年以上 | 経済 | 経営 | 商 | |||
備考 |
法学部の専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献すること、とりわけ法学の分野において「社会事象を分析し、解決できる能力を備える」ために、国際的・比較法的視点に立って日本法を理解するための鋭い洞察力と問題の発見・分析能力の獲得を授業目標とする。
受講生が授業終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
1.イギリス法とアメリカ法との歴史的連続性を説明することができる。
2.イギリスにおける「法の支配」の観念を説明することができる。
3.イギリス法における議会主権の成立過程を説明することができる。
4.アメリカにおける違憲立法審査権の成立史を説明することができる。
5.アメリカにおける連邦法の拡大過程を説明することができる。
6.現代の英米法の比較法的な特徴を説明することができる。
1.講義の概要:英米法を歴史的文脈の中で理解する。
参考書第3章「アメリカ法の形成」
2.イギリス法の歴史(1):コモンローの形成と「法の支配」観念の展開を理解する
プリント配布
3.イギリス法の歴史(2):コモンローとエクイティの成立史を理解する
プリント配布
4.イギリス法の歴史(3):近代におけるイギリス法の展開を理解する
プリント配布
5.アメリカ法の歴史(1):アメリカ法の独自性の背景を理解する
事前学修:参考書第4章「アメリカ法の法文化的背景」(67-87頁)又は事前配布資料を読む
事後学修:参考書第4章又は配付資料の内容を確認し、要点をレポートにまとめる
6.アメリカ法の歴史(2):アメリカにおける違憲立法審査権の成立史を理解する
参考書第7章「司法権の優越」参照、プリント配布
7.アメリカ法の歴史(3):連邦法と州法との相互関係を歴史的に説明することができる
参考書第6章「連邦法と州法」参照、プリント配布
8.イギリスの法思想:イギリスの法思想の特徴を歴史的に理解する
プリント配布
9.アメリカの法思想:アメリカの法思想の特徴を歴史的に理解する
プリント配布
10.20世紀の英米法理論:プラグマティズム法学から現代法理論への展開を理解する
事前学修:参考書第11章「法律家の考え方」(237-251頁)又は事前配付資料を読む
事後学修:参考書第11章又は配付資料の内容を確認し、要点をレポートにまとめる
11.アファーマティブ・アクション:司法による政策形成の歴史を考える
プリント配布
12.法の実現と民事司法:懲罰的損害賠償などの私人による法実現の手続を考える
プリント配布
13.クラスアクション:集合的被害救済システムのあり方を比較法的に考える
プリント配布
14.現代の英米法:英米法からの日本法への示唆を再考する
プリント配布
15.講義のまとめとQ&A
各回についてレジュメおよび必要に応じて資料を配付する。
授業1回当たり、予習の時間1時間、復習の時間1時間。講義内容を確実に理解することが目標となる。
予習1時間:参考書の指定個所を読んで、問題点を整理しておくこと
復習1時間:配布資料を読み、授業内容を確認しておくこと
「英米法とその歴史1」「大陸法とその歴史」など
期末試験(40%)、小テスト(40%)、受講姿勢(20%)で評価する。
教科書を使用しない
著者:伊藤正己・木下毅 書名:アメリカ法入門 出版社:日本評論社
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
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○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | フィールドスタディ | 問題解決型 | その他 |
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○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
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【初年次教育】 | 【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 | 大学院進学 | |
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○ | ○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
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評価(方法)手段 | 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
学習目標(比率) | 50% | 20% | 10% | 10% | 10% | ||||||
評価手段(比率) | 試験 | 40% | 30 | 10 | |||||||
小テスト | 40% | 20 | 10 | 10 | |||||||
レポート | |||||||||||
成果発表 | |||||||||||
受講態度 | 20% | 10 | 10 | ||||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||