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債権総論 2単位 2014年度以後入学生
2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
2013年度以前入学生
鬼頭 祐紀 前期1コマ 2年以上 経済 2年以上 経営 2年以上 2年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

対応するディプロポリシー:DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力、DP5文章力
法学部法学科に関わる専門科目として、民法とりわけ「債権総論」に関する基礎知識を修得し、これを基に紛争を解決する基礎的思考力を養うことを目的とする。

【到達目標】

(1)債権総論に関連する基礎知識を修得し、関連条文等を具体例を用いて説明することができるようになること。
(2)目下の紛争の争点がどこにあるかを把握することができるようになること。

【授業計画】

1. ガイダンス / 民法の全体像と債権総論の位置 ― 本講義の対象:【教科書1:p1-6、p82】/【教科書2:p2-47】
2. 債権の特徴 / 債権の目的(1):【教科書1:p80-85】/【教科書2:p128】
3. 債権の目的(2):【教科書1:p85-86】/【教科書2:p163-173】
4. 債権の効力/債務不履行(1):【教科書1:p87-90】/【教科書2:p288-301、p317-324】
5. 債務不履行(2):【教科書1:p90-91】/【教科書2:p317-324】
6. 債務不履行(3):【教科書1:p92-94】/【教科書2:p324-331】
7. 債権者代位権:【教科書1:p98-102】/【教科書2:p334-341】
8. 詐害行為取消権:【教科書1:p102-105】/【教科書2:p342-348】
9. 多数当事者の債権・債務:【教科書1:p105-108】/【教科書2:p253-256】
10. 人的担保(1):【教科書1:p108-111】/【教科書2:p256-260】
11. 人的担保(2):【教科書1:p108-111】/【教科書2:p256-260】
12. 債権譲渡/債務引受【教科書1:p112-116】/【教科書2:p362-387】
13. 弁済/代物弁済/供託:【教科書1:p117-118、(p95)】/【教科書2:p242-253、p299、p358-362(p141)】
14. 相殺/更改/免除/混同:【教科書1:p119-121】/【教科書2:p350-358】
15. 総括
16. 定期試験

【特記事項】
(1)【教科書1】=生田敏康・畑中久彌・道山治延・蓑輪靖博・柳景子『民法入門』(2017, 法律文化社)、【教科書2】=道垣内弘人『リーガルベイシス民法入門[第2版]』(2017, 日本経済新聞出版社)である。
(2)関連する資料については、適宜紹介する。

【予習・復習】

講義1回あたりにつき、最低90分の予習・復習を要する。
予習:予習ビデオ(20分程度)の視聴及び教科書の熟読(70分程度)
   なお、教科書の熟読については、自分に合う参考書を選択して、該当箇所を熟読してきても構わない。
復習:講義レジュメ、教科書、参考書等を用いながら再度講義内容の理解に努める。
   適宜レポートを作成し、提出する。
   不明な箇所がある場合には教員に質問すること。

【授業関連科目】

民法概説、民法総則、物権総論、担保物権、契約法、不法行為法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:
(1)定期試験(50%)
記述式問題で試験を実施する。詳細は講義で述べる。
(2)小テスト(20%)
空欄補充問題及び択一問題で小テストを適宜実施する。
(3)レポート(30%)
講義で述べた内容に関するレポートを適宜実施する。

(4)その他
評価にあたっては出席状況を含む「学習意欲・受講態度」等を加味することもある。

注意:講義には必ず六法を持参すること。

【教科書】

著者:生田敏康・畑中久彌・道山治延・蓑輪靖博・柳景子 書名:『民法入門』 出版社:法律文化社
著者:道垣内弘人 書名:『リーガルベイシス民法入門[第2版]』 出版社:日本経済新聞出版社
著者: 書名:ポケット六法平成30年度版 出版社:有斐閣

【参考書】

著者:中田裕康・窪田充見編 書名:民法判例百選2 債権[第7版]別冊ジュリスト224号 出版社:有斐閣