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地域マーケティングII 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営   3年以上
2013年度以前入学生
三好 宏 後期1コマ   経済   経営   3年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力、DP6意欲・責任感
本授業の目標は、まちづくりや観光、及び地域振興等に強い関心を持つ履修学生が、マーケティングの視点からこれらの問題を解決できる力を養うために、専門的知識の習得に加え、地域に関する調査技法やプラン作成等の技術を身につけることである。それを通じて、本学の教育目標である「専門学術の振興」への貢献を目指す。

【到達目標】

授業目標に基づいて、次の具体的内容ができるようになることが到達目標である。
1.地域マーケティングの基本的内容(特に地域活性化、地域ブランドに関する)を説明できる
2.具体的地域を事例として、地域マーケティングのプランを作成できる
3.自身の日常生活と地域の問題との関連を常に意識し、マーケティングの力でその問題がどのように解決
  できるかを考える習慣を持つ     

【授業計画】

できるだけ地域マーケティングIとあわせて履修すること。
また、本授業の理解には、マーケティングの知識が必要である。日本人学生、留学生ともマーケティング論IIの未履修者は、かならず併せて履修すること。何らかの理由で履修できない学生には、別にマーケティングの課題を与えることで勉強をしてもらう。

また、地域マーケティングの実践として、強制ではないが適宜地域活動への参加を要望する(参加者は成績評価に加味する)。

1.オリエンテーション:履修上の注意・ルールの確認等、地域マーケティングとは

2.地域マーケティングIの復習(1):地域マーケティングの内容,主体等
   
3.地域マーケティングの主体その2:民間企業他
   
4.民間企業による地域マーケティングの可能生と限界
   
5.地域活性化のマーケティング(1):地域活性化とは何か
   
6.地域活性化のマーケティング(2):地域活性化に向けたマーケティング・モデル
   参考書:宮副序章   

7.地域活性化マーケティングの事例を調べる
   ・事前学修:地域活性化のマーケティング取り組んでいる事例をレポートにまとめる
   ・事後学修:調べた事例を講義を参考にマーケティング的に分析し、レジュメにまとめる
8.地域ブランド(1):ブランドとは何か
   
9.地域ブランド(2):地域ブランドの役割
   参考書:和田他第1章、コトラー他第6章

10.地域ブランド(3):地域ブランド確立の困難性
   ・事前学修:地域ブランドの確立がなぜ難しいかを考え、レジュメにまとめる
   ・事後学修:地域ブランドの困難性を克服する方法を考え、レジュメにまとめる
11.地域ブランドの事例を調べる

12.地域づくりと行政の役割(1):住民主体のまちづくり
   参考書:芦田他序章、1章、2章

13.地域づくりと行政の役割(2):豊中市の事例
   参考書:芦田他3〜6章

14.地域作りと行政の役割(3):ゲスト講師による講義

15.まとめ

16.定期試験

【予習・復習】

予習(2時間程度):事前課題の準備、配布資料等の該当箇所の読了等
復習(2時間程度):事後課題の作成

【授業関連科目】

マーケティング論I・II、地域づくり論I・II、観光資源論、観光地計画論等

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:定期試験(評価の70%)、レポート(評価の15%)、授業中の発言・プレゼン(15%)
       定期試験では、特に上記到達目標の1をどの程度達成したかを、記述問題でテストする。
       レポートは、上記到達目標の2に関する内容とし、原則コメントをつけて返却する。
出席は、セキュリティシートによってとる。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

著者:P.コトラー他 書名:地域のマーケティング 出版社:東洋経済新報社
著者:宮副謙司 書名:地域活性化マーケティング 出版社:同友館
著者:和田充夫他 書名:地域ブランドマネジメント 出版社:有斐閣
著者:芦田英機他 書名:豊中まちづくり物語 出版社:敬天まちづくり研究会