【授業の目的】

経済学研究科に係る専門科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。

【到達目標】

受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
１．マクロ経済学や経済成長論の基本的モデルを理解し、論文作成に活かせることができる。
２．マクロ経済モデルを理解することによって、一国経済の実証分析に応用できる。
３．マクロ経済学や経済成長論を理解し、一国経済の成長と循環を説明することができる。

【授業計画】

授業の位置付け(対応するカリキュラムポリシー)：CP1専門知識、CP3思考力、CP4判断力
授業形態：講義及び演習　　
授業方法：受動型及び能動型
マクロ経済学の内容について、中・上級のテキストを用いて受講者各自の報告により、その理解度を確認し、論文作成に活かせるようにする。

1. 経済活動と経済循環　　教科書第1章
2. マクロ経済学の基本概念(1)　　教科書第2、3章
3. マクロ経済学の基本概念(2)　　教科書第4、5章
4. 閉鎖経済下のマクロ経済モデル(1)　　教科書第11章
事前学修：教科書第11章を読む
事後学修：教科書第11章の練習問題を解く
5. 閉鎖経済下のマクロ経済モデル(2)　　教科書第6章
6. 開放経済下のマクロ経済モデル(1)　　教科書第12章
7. 開放経済下のマクロ経済モデル(2)　　教科書第7章
8. 　経済成長の理論(1)　　教科書第8章
事前学修：教科書第8章を読む
事後学修：教科書第8章の練習問題を解く
9. 経済成長の理論(2)　　教科書第9章
10. 労働市場論　　教科書第10章
11. 財政政策論　　教科書第13章
12. 金融政策論　　教科書第14章
13. 景気循環の理論　　教科書第15章
14. マクロ経済学トピックス(1)　　教科書第16章
15. マクロ経済学トピックス(2)　　教科書第17章
16.　定期試験

【予習・復習】

予習（2時間程度）：教科書の関連部分を事前に読んで報告(プレゼン)のレポートを作成して下さい。
復習（2時間程度）：教科書及び関連演習問題で授業の内容を再確認してください。

【授業関連科目】

ミクロ経済学特殊講義，　国際経済学特殊講義，　経済政策特殊講義

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：試験とプレゼン
数回のプレゼン(80%)及び定期試験(20%)で評価します。

【教科書】

著者：二神孝一・堀敬一　書名：マクロ経済学(第2版）　出版社：有斐閣

【参考書】

適宜指示する