社会科学基礎特論I | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 経済 | 経営 | 商 | ||||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
天野 雅敏 | 前期 | 法 | 経済 | 経営 | 商 | ||||
備考 | 大学院 |
授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力
本講義は、商学研究科の関連科目として、本研究科の教育目標である「地域社会の発展を支えるグローバルな視野を持つビジネス・プロフェッショナルの養成」に貢献することを授業目標とする。他研究科の大学院生にとっては、「幅広い学習機会」になることを目指す。
社会科学への誘いになるような講義をする。受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることを到達目標とする。
1.経済学、経営学、商学などの基礎を理解し、さらに円滑に学習を進めていけるようになる。
2.世界経済の成長と構造、資本主義経営の成立と発展などについて理解し、イギリスをはじめとするヨーロッパ諸国の工業化と企業経営について説明できるようになる。
1.社会科学基礎特論を学ぶにあたって、社会科学とは何かについて説明するとともに、社会科学基礎特論1の講義の概要を紹介する。参考書:猪口『社会科学入門』及び配布プリントを参照。
2.社会現象をどのようにとらえ、どのように解釈するか、そのためにはどのようなことに留意すべきかを概説する。参考書:猪口『社会科学入門』及び配布プリントを参照。
3.ミクロ経済学の成立過程の検討を通じて、経済学の基礎を学ぶ。配布プリントを参照。
4.マクロ経済学の成立過程の検討を通じて、経済学の基礎を学ぶ。配布プリントを参照。
5.経済史学の成立過程の検討を通じて、経済学の史的分析の基礎を学ぶ。配布プリントを参照。
6.経営史学の成立過程の検討を通じて、経営学の史的分析の基礎を学ぶ。配布プリントを参照。
7.J.A.シュンペーターのイノベーション理論について概説する。配布プリントを参照。
8.資本主義経営の成立と発展について概説する。配布プリントを参照。
9.世界経済の成長と構造について概観し、経済主導国の交替について説明する。配布プリントを参照。
10.後発国の工業化とガーシェンクロン・モデルについて概説する。配布プリントを参照。
11.企業分析のあらましと企業分析の方法について概説する。配布プリントを参照。
12.経営戦略、経営組織について概説し、経営学への誘いとする。配布プリントを参照。
13.商業の存立基盤、小売業、卸売業などの概要を説明し、商学への誘いとする。配布プリントを参照。
14.流通の国際比較について概説する。配布プリントを参照。
15.以上の講義のまとめをするとともに、受講生の質疑に応ずる。
16.定期試験を実施。
予習1時間(配布資料・参考書に目を通すこと)
復習2時間(ノートの整理をして、理解度を確かめる)
商業学特論、経営学特論
成績評価方法:試験
上掲の到達目標にどの程度達したかを確認するために、期末に筆記試験をし評価する。
試験終了後に、模範解答について解説する。
プリントを配布する
著者:猪口 孝 書名:社会科学入門 出版社:中央公論社
著者:大河内暁男 書名:経営史講義 出版社:東京大学出版会