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研究指導1年前期 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営    
2013年度以前入学生
三好 宏 前期   経済   経営    
備考 大学院
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置付け:DP1高度な専門知識、DP3思考力、DP4判断力、DP5会話・文章力、DP6意欲・責任感、DP7協調性、DP8持続性、DP9倫理観
本研究指導の目標は、履修学生が質の高い修士論文を作成できるようになるために、まず研究の方法論を身につけることである。それを通じて、本研究科の目標である「グローバルな視野を持つ地域ビジネス・プロフェッショナルの育成」への貢献を目指す。

【到達目標】

授業目標に基づいて、次の具体的内容ができるようになることが到達目標である。
 1.研究とは何をすることかを理解できる
 2.研究の主要な方法論の概要を説明できる
 3.事例による因果推論の手法を身につける

【授業計画】

研究の方法論に関するテキストの内容を報告してもらい、それについて議論する。

1.オリエンテーション:履修上の注意、授業のルール・進め方等

2.リサーチ・デザインとは何か:リサーチの目的とリサーチ・デザインの必要性
   テキスト『リサーチ・デザイン』(以下、テキストと表記)の1章の1および2

3.リサーチ・デザインとは何か:研究課題の設定と理論の構造、推論技法
   テキストの第1章の3、4、5

4.リサーチ・デザインの基本型:定量研究と定性研究
   テキストの第2章全体

5.変数による思考:変数の設定と測定
   テキストの第3章全体

6.因果関係のコンセプト
   テキストの第5章全体

7.定量的因果推論の技法
   テキストの第6章

8.これまでのまとめ
   具体的テーマに関するリサーチ・デザインの構想演習

9.事例研究の方法:事例の選択
   テキストの第4章全体

10.比較事例での因果推論技法
   テキストの第7章全体

11.単独事例での因果推論技法
   テキストの第8章全体

12.質的比較分析の基本
   参考文献『経営事例の質的比較分析』の第1章全体

13.リサーチ・デザインのまとめ
   テキスト全般についての議論

14.リサーチ・デザインの検討
   自身のテーマに関するリサーチ・デザインの構想演習
 
15.まとめ






【予習・復習】

予習(2時間程度)テキスト・資料等の該当箇所を読んでまとめておくこと
復習(2時間程度)学習した内容の整理、課題作成等

【授業関連科目】

社会科学基礎特論I・II、流通システム論特論等

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:レポート・報告内容
       テキストの内容をまとめたレポートを作成して、報告をしてもらう。レポートは、原則コ
       メントをつけて返却する。

【教科書】

著者:田村 正紀 書名:リサーチ・デザイン 出版社:白桃書房

【参考書】

適宜指示する