地域経済史特殊講義 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 経済 | 経営 | 商 | ||||||
2013年度以前入学生 | |||||||||
天野 雅敏 | 後期 | 法 | 経済 | 経営 | 商 | ||||
備考 | 大学院 |
授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力
本講義は、経済学研究科(経済学専攻)に係る主要科目として、本学経済学研究科の教育目標である「地域経済のプロフェッショナルの養成」に貢献することを目標とし、他研究科の大学院生にとっては、「文化的知性をそなえ、創造的に社会の発展を指向する人物の養成」に貢献することを目指している。
受講生が受講終了までにつぎのようなことができるようになることが到達目標である。
1.社会経済の近代化とは何かを理解し、説明できるようになる。
2.地域経済の近代化過程について理解し、説明できるようになる。
3.中国・四国地域を中心にして産業発展の過程を理解し、説明できるようになる。
4.地域の歴史的成り立ちについて理解し、地域に対して誇りをもてるようになる。
5.先人の歩んだ苦闘の歴史を認識しうるようになり、その歴史的意義が理解できるようになる。
明治期には工業化が進んだとはいえ、農林業有業人口は明治初年に8割をしめ、明治末年でも6割ほどであったし、明治31(1989)年には全人口の3分の2が人口5千人以下の町村に住んでいた。この講義では、地域に焦点をあてて、地域経済の近代化過程について検討することにしたい。ケーススタディは、主として中・四国地域を対象とした研究をとりあげることにする。授業計画は以下の通りである。
1.近世の地域社会の構造変化を、農業の商業化と農村工業の展開という角度から検討する。配布プリントを参照。
・事前学修:各地の特産物生産の動向について調べる。
・事後学修:各地の特産物生産と地域経済の動向を調べる。
2.近世の地域社会の構造変化を、諸藩の経済政策の展開と地域経済の動向という角度から概説する。配布プリントを参照。
3.近世の地域社会の構造変化を、諸藩の経済政策の展開と地域経済の動向という角度から事例に即して検討する。配布プリントを参照。
4.明治維新の意義について概説する。配布プリントを参照。
5.維新政府の経済政策について概説する。配布プリントを参照。
6.地域社会の近代化について検討する。配布プリントを参照。
7.日本の工業化過程について概説する。配布プリントを参照。
8.日本の工業化過程について事例に即して検討する。配布プリントを参照。
9.中・四国地域の工業化について検討する。配布プリントを参照。
10.大原孫三郎の紡績事業について検討する。参考書:大津寄(2004)第1部第2章
11.大原孫三郎の金融事業について検討する。参考書:大津寄(2004)第1部第3章
12.大原家の地方財閥への成長に関して検討する。参考書:大津寄(2004)第1部小括
・事前学修:岡山県下の工業化過程について調べる。
・事後学修:倉敷紡績の動向について調べる。
13.大原孫三郎の社会貢献の事例として大原社会問題研究所の事例を検討する。参考書:大津寄(2004)第2部第5章
14.大原孫三郎の社会貢献の事例として倉紡中央病院(倉敷中央病院)の事例を検討する。参考書:大津寄(2004)第2部第7章
15.大原孫三郎の社会貢献の事例として大原美術館の事例を検討する。参考書:大津寄(2004)第2部第8章
予習1時間(配布資料・参考書に目を通すこと)
復習2時間(ノートの整理をして、理解度を確かめる)
地域経済論特殊講義、商業史特論
成績評価方法:レポート
上掲の到達目標にどの程度達したかを確認するためにレポートを作成してもらい、それを評価する。
プリントを配布する
著者:岡山県史編纂委員会 書名:岡山県史 第十巻 近代1 出版社:岡山県
著者:大津寄勝典(2004) 書名:大原孫三郎の経営展開と社会貢献 出版社:日本図書センター
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
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○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | フィールドスタディ | 問題解決型 | その他 |
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○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
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【初年次教育】 | 【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 | 大学院進学 | |
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○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
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評価(方法)手段 | 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
学習目標(比率) | 60% | 5% | 5% | 10% | 20% | ||||||
評価手段(比率) | 試験 | 80% | 60 | 5 | 5 | 10 | |||||
小テスト | |||||||||||
レポート | |||||||||||
成果発表 | |||||||||||
受講態度 | 20% | 20 | |||||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||