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国際会計論 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 3年以上 3年以上
2013年度以前入学生
陶 静 後期1コマ   経済   経営 3年以上 3年以上
備考  
シラバス1

【授業の目的】

 授業の位置付け(対応するディプロマポリシー):DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力
 経営学部経営学科に係る専門科目(選択必須科目)として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。他学科の学生にとっては、「幅広い学習機会」にもなる。

【到達目標】

 受講生が授業修了までに次のようなことができることが教育目標である。
1.国際財務報告基準の基本的な考え方と基本的な知識を習得すること。
2.会計基準の国際的な調和化の現状と課題を理解すること。

【授業計画】

1.授業の位置づけ(対応するカリキュラムポリシー):CP1専門知識,CP3思考力,CP4判断力
2.授業形態:講義
3.授業方法:受動型
第1回 イントロダクション(国際会計の意義と講義の進め方) 
第2回 IFRSの設定機関とその役割(プリントを配布する)
第3回 IFRSの生成・発展(プリントを配布する)
第4回 IFRS適用によって変わる財務諸表1(会計基準統一の利弊、負債計上の早期化など)(第1章の1から8)
第5回 IFRS適用によって変わる財務諸表2(個別科目の処理)(第1章9から16)
第6回 IFRSを理解するためのキーワード1(フレームワークと会計基準など)(第2章の17から22)
第7回 IFRSを理解するためのキーワード2(時価主義と原価主義など)(第2章の18から25)
第8回 IFRS導入に向けた歩み1(世界のIFRS導入状況、導入方法など)(第3章の26から31)
第9回 IFRS導入に向けた歩み2(日本の状況)(第3章の32から35)
第10回 IFRSで変わる企業グループの会計処理1(連結財務諸表、M&Aの会計処理など)(第4章の36から39)
第11回 IFRSで変わる企業グループの会計処理2(のれんの会計処理、グループ内の会計処理など)(第4章の40から44)
第12回 IFRS基準で作成される財務諸表1(財政状態計算書、包括利益計算書)(第5章の45から48)
第13回 IFRS基準で作成される財務諸表2(所有者持分計算書、キャッシュフロー計算書)(第5章の49から51)
第14回 IFRSが企業に与える影響 (第6章)
第15回 総括 (自身の理解度チェックと課題を整理する)
進展状況により,授業計画を変更する可能性がある。
4.予習(1.5時間程度)テキストの該当箇所を読んで、問題点(疑問点)を整理しておくこと。
5.復習(2.5時間程度)講義の内容をもう一度整理し、自分の理解度と課題を整理すること。

【予習・復習】

予習(1.5時間)テキストの該当箇所を読んで、問題点(疑問点)を整理しておくこと。
復習(2.5時間)講義の内容をもう一度整理し、自分の理解度と課題を整理すること。

【授業関連科目】

会計学1、2や財務諸表論1,2,3など会計コースが開講している講義と関連性が高いので、それらを履修していることが望ましい。

【成績評価方法・注意】

期末レポート(80%)(CP1専門知識60%、CP2思考力10%、CP4判断力10%)知識の理解度と問題意識・分析視点の深さ (レポート提出後に模範解答を配布する。)
平常点(20%)(CP1専門知識10%、CP2思考力5%、CP4判断力5%)受講態度、講義への積極的な参加

【教科書】

著者:飯塚隆(他2名) 書名:『IFRS(国際会計基準)の基本』 出版社:日経文庫ビジュアル[新書]

【参考書】

適宜指示する