【授業の目的】

この講義では，地域活性化対策を目的として、利用可能な地域資源の存在量の計測、および地域資源を活用した地域活性化対策に関わる問題点の把握と問題点解決のための対策を提示できる能力を備えた人材を育成する。これにより、地域活性化のための「専門知識」、問題解決に向けた「思考力・判断力・表現力」を養うとともに、問題解決に積極的に取り組む「主体性・態度」を身につけさせる。

【到達目標】

１）地域社会が抱える問題点および課題を正確に把握することができる。
２）地域における利用可能資源の分類ができる。
３）地域資源を活用した地域活性化プランの作成ができる。
４）地域の人々と協力して地域資源勝代に取り組むことが出来る。
５）地域活性化に対して，政策提案ができる。

【授業計画】

この講義では，地域経済の衰退や人口減少ならびに高齢化問題にして、「地域資源活用による地域活性化対策」のための政策提案ができることを目指す。


１．我が国における戦後から高度経済成長期までの経済政策と地域社会の関係・問題点把握
２．我が国における高度経済成長期からバブル経済崩壊までの経済政策と地域社会の問題点把握
３．我が国におけるバブル崩壊以後から現代までの経済政策と地域社会の関係・問題点把握
４．利用可能な地域資源リスト作成（１）：自然資源リスト作成
５．利用可能な地域資源リスト作成（２）：文化資源リスト作成
６．地域活性化と地域資源活用対策（１）：農林水産業資源の活用
７．地域活性化と地域資源活用対策（２）：農村文化資源の活用
８．地域活性化と地域資源活用対策（３）：地場産業・技術の活用
９．地域活性化と地域農業活性化（１）：農業生産力アップによる地域経済効果
10．地域活性化と地域農業活性化（２）：地域活性化と農産物直売所
11．農山村地域の利用可能資源と地域活性化（１）：農村文化の活用と地域活性化
12．農山村地域の利用可能資源と地域活性化（２）：地域特産物活用と地域活性化
13．農業活性化と地域活性化
14．地域内経済循環の意義（１）
15．地域内経済循環の意義（２）
16. 定期試験

【予習・復習】

事前に配布した資料および前回までの講義ノートを活用して、予習：約１時間，復習：約２時間を実施してください。

【授業関連科目】

授業関連科目(字数制限: 全角100字)
農業経済論、農業政策、地域政策、経済政策

【成績評価方法・注意】

講義の後半時間を活用したレポート作成および最終試験の成績をベースに成績評価を実施する。授業の中で、解答を説明する。成績評価の配点は、レポート30％、最終試験70％。

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する