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生涯学習概論 2単位 2014年度以後入学生
  経済   経営 1年以上 1年以上
2013年度以前入学生
景山 篤 前期1コマ 1年以上 経済   経営 1年以上 1年以上
備考 学芸員科目,法学部(2011〜13年度生)及び経営学部(2009〜13年度生)
シラバス1

【授業の目的】

授業の位置づけ:DP1(専門知識)DP3(思考力)DP4(判断力)DP6(責任感・意欲)
 法・経・営・商学科に係る必修科目(教養科目)として、本学の教育理念である「社会事象を的確に捉える人材育成」並びに「心豊かな人材の育成」をめざす。また、学芸員資格取得に係る必修科目として、本学の教育目標である「専門学術の振興」に貢献することを授業目標とする。

【到達目標】

 受講生が受講終了までに次のようなことができるようになることが到達目標である。
1.生涯学習の意義を次の3点から具体的事例をあげて説明できる。
(1)人間として充実した人生を送るためにどうするか、自己改革の視点で考える。
(2)生活をより豊かなものにするためにどうするか、課題解決の視点で考える。
(3)生きがいに満ちた社会を築くためにどうするか、社会貢献の視点で考える。
2.学校教育から社会教育(家庭教育、人権教育…)まで、生涯学習と関連づけた説明ができる。
3.人生の喜怒哀楽を、中国の故事「人間万事塞翁が馬」になぞらえて受け止めることができる。
4.豊かさの代償として、貧しさの恩恵を失っていった暮らしの歴史と社会的背景が概説できる。
5.人間の品性とは…、豊かな人間性とは何かと問われたとき、具体例をあげて説明できる。
6.誕生から死まで、生涯を見通して『生きる』意味を問い続ける大切さが理解できる。

【授業計画】

授業の位置づけ:DP1(専門知識)DP3(思考力)DP4(判断力)DP6(責任感・意欲)     授業形態:講義
授業方法:受動型(一部に演習、実技を含む)
 1.生涯学習基礎「生涯学習の全体像と講義のすすめ方」
   テキスト:個人史と社会史(P1.3.4.7)
 2.生涯学習基礎「生涯学習の意義とボランティアの意義」
   テキスト:生涯学習誕生の社会的背景(P4.10.12.14)
 3.生涯学習基礎「生涯学習への期待と学問の意義」
   テキスト:福沢諭吉『学問ノススメ』第2編端書き抜粋(P16.18.19)抜粋
 4.体験学習事例「先人の知恵に学ぶ/体験が意味するもの」
   テキスト:実技図解「ロープ結び」(P24)       …別冊資料C:(体験記事)
 5.学校教育事例「不登校・発達障害」            …別冊資料A:(新聞記事)
   テキスト:発達障害(特性)への対応(P4.32.34)
 6.人権教育事例「目の不自由な方が見る社会」
   テキスト:講演記録「私が歩んだ道」(P40.41.42)
 7.家庭教育事例「家族の絆と心の病」
   テキスト:講演記録「現代の家族の絆を考える」(P4.52.54)
 8.人間教育事例「過去から〜安心の贈り物」         …別冊資料C:(失敗体験)
 9.体験学習事例「不登校支援活動/夢探しの旅」       …別冊資料A:(実践報告)
10.学校教育事例「生きる力とゆとり教育」(P28.30)
   テキスト:講演記録「生きる力と特別活動」        …別冊資料B:(特活部会)
11.人権教育事例「人権問題への取組」
   テキスト:人権教育の各分野における取組(P44.46.48)
12.家庭教育事例「人生の岐路を照らす道標」(P51.56) …講義レジメ:(無償の愛)
13.人間教育事例「人間性豊かな人の感性」
   テキスト:講演記録「文化をつくるもの」(P26.36.38)
14.生涯学習基礎「自己形成の努力と責任」
   テキスト:TV番組「白熱教室/正義と権利」(P18.20.23)
15.生涯学習基礎「生きる意味を問う生涯学習」
   テキスト:映画評論「人生の終焉と家族」(P57.58.59)
16.定期試験
予習(2時間程度)講義レポート『学習のかまえ』の質問に答え、問題点を整理しておく。
復習(2時間程度)講義レポート『学習のまとめ』に対する講師のコメントを整理しておく。

【予習・復習】

予習1時間(前期15回の学習計画を予め説明)
復習2時間(教員とのレポート交換によって、学習内容の理解度を確かめる。)

【授業関連科目】

教職に関する科目(教師論)

【成績評価方法・注意】

【成績の評価方法・注意】
1:成績評価方法(手段):講義レポート 定期試験(配点比率は6:4)
講義レポート
 毎回の講義内容に合わせた講義レポートを予め準備している。講義レポートは講義前に【学習のかまえ】として、質問に答える形式ではじまり、講義後の段階で【学習のまとめ】として、感想や疑問を記録して提出する。講師はコメントをつけて次回の講義で学生に返却する。(A4版)

【教科書】

プリントを配布する

【参考書】

適宜指示する