アクティブラーニング社会学展開編 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 1年以上 | 経済 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 | |||
2013年度以前入学生 | |||||||||
森 弥生 | 後期1コマ | 法 | 1年以上 | 経済 | 1年以上 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 |
備考 | 定員30名(1・2年次生を優先) |
アート作品や社会事象をとらえたヴィジュアルイメージやグラフなども対象にして、「みる・考える・話す・聞く」サイクルを重ね、対象を確実に理解するのに必要な観察力・批評的思考力・言語表現能力を身に付ける。
加えてヴィジュアルリテラシーを身につけ、複雑な社会事象を読み解くことを通して、多義的多角的なものの見方や、伝えつつ受け止める双方向のコミュニケーション能力を駆使できるようにする。
(1) アート作品や視覚化された社会事象(ニュース画像・統計グラフなど)を通して、みる自分とみる対象との重層的な関係性を的確に言語化できる。
(2)みる対象並びに他者との対話を深めることによって、自身の解釈や思考について根拠を明らかにして言語化するとともに、他者の発言から多様なものの見方考え方に気づき尊重することができる。
(3) Visual Thinking Strategiesの手法でヴィジュアルイメージと社会事象、社会事象と自身の専門の学びとの関係性に気づき、ヴィジュアルリテラシーを身につけることができる。
(4) VTSによるファシリテーションの実践を通して、複数のヴィジュアルイメージを組み合わせたりより伝わりやすい言葉に整理したり変換したりまとめたりしながら、言語的なコミュニケーション能力だけでなくヴィジュアルコミュニケーション能力を高めることができる。
授業はVisual Thinking Strategies(以下VTS)の手法を用いて、対話と発表・振り返りの記述をさまざまな学習単位・学習形態で行うアクティブラーニング方式で展開される。
(1) 視覚化された対象と向き合う ― 自分には何がみえているのか 他者は何をみているのか
※ 自分の鑑賞体験を他者に伝え、伝わったかどうか振り返る ※ (行動評価)
(2) 「みる」と「わかる」は別物 ― VTSについて学ぶ
※ 教師がVTSでファシリテーションする様子を観察する ※ (行動評価・レポート評価)
(3) 多様なヴィジュアルイメージ徹底分析 ― 日常にある深遠な思考の谷
※ ミニッツシート等を活用したグループディスカッション ※(グループ行動評価)
(4) アート鑑賞とコミュニケーションは似ている ― ワークショップで体験する
※ グループディスカッションを他グルーブと共有するワールドカフェ ※ (グループ行動評価・レポート評価)
(5) 「みる・考える・話す・聞いて考える」プロセスを記述する
※ 記述したことが、他者に伝わるかどうか確かめる ※ (レポート評価)
(6) 対象をみる、考える、話す、聞く step1(グループワーク) レベル1 振り返り
※ 持ち寄ったビジュアルイメージの共通点からグループを作り、分析する。※ (レポート評価)
(7) 対象をみる、考える、話す、聞く step2(グループワーク) レベル2 振り返り
※ 一人ずつVTSの手法で他者の観察・推論・根拠・考えを引き出す。※ (行動評価・発言内容評価)
(8) 対象をみる、考える、話す、聞く step3(グループワーク) レベル3 振り返り
※ 一人ずつVTSの手法で他者の観察・推論・根拠・考えを引き出す。※(行動評価・発言内容評価)
(9) 対象をみる、考える、話す、聞く step4(グループワーク) レベル4 振り返り
※ 一人ずつVTSの手法で他者の観察・推論・根拠・考えを引き出す。※(行動評価・発言内容評価)
(10) 個人またはグループでVTSの手法で話し合いたいビジュアルイメージを使ったテーマを考え、分析する。
※ 冬季休業中の課題として関連資料やビジュアルイメージなどを収集し、各自でファシリテーションのシナリオを書いてくる ※
(11) 対話に適したテーマ・ヴィジュアルイメージ、提示順番などについてプレゼンテーションを作成する。(個人またはグループワーク)
(12) ファシリテーターとなってプレゼンテーションの練習(個人またはグループワーク) (2)
※ ルーブリック評価を活用しながら対話が深まるVTSを練習したり、グループ内で役割分担して提示資料を造ったりする ※
(13) 全体ファシリテーションのアチーブメントテスト 1
※ 全員を対象にファシリテーションして、各自が予測した以上の多様なものの見方考え方を引き出し、自分たちの視野・思考を拡張深化する ※ (教師評価・相互評価・発言評価)
(14) 全体ファシリテーションのアチーブメントテスト 2
※ 全員を対象にファシリテーションして、各自が予測した以上の多様なものの見方考え方を引き出し、自分た ちの視野・思考を拡張深化する ※ (教師評価・相互評価・発言評価)
(15) 全体ファシリテーションのアチーブメントテスト 3 まとめの考察
※ 全員を対象にファシリテーションして、各自が予測した以上の多様なものの見方考え方を引き出し、自分たちの視野・思考を拡張深化する ※ (教師評価・相互評価・自己評価・発言評価)
復習2時間(プレゼンテーションとディスカッションで行われる講義の振り返りレポート等)
予習2時間(前回の授業内容に基づいて、資料収集や課題内容の分析・成果発表準備等)
専門学科の学びを生かしたファシリテーションを学ぶので、前期アクティブラーニング社会学基礎編を受講していることが望ましい。また学びを活用するため2年生以上の受講が望ましい。
● 教科書は使用せず、毎回資料やワークシートなどを配布・または各自で準備してきたものから課題を指示するので全出席が求められる。
● 講義内での発表・質問・回答すべてを評価の対象とする。
提出物 20点
発言回数・内容の妥当性・多様性 20点
グループワークでの貢献度(問いを立てる、司会をする、記録をする等) 10点
全体でのVTSファシリテーション=アチーブメントテスト(単位必須条件) 50.点
プリントを配布する
適宜指示する
著者:アメリア・アレナス 書名:なぜ、これがアートなの? 出版社:淡交社
著者:アメリア・アレナス 書名:みる・かんがえる・はなす 出版社:淡交社
著者:ブルーノ・ムナリ 書名:デザインとヴィジュアルコミュニケーション 出版社:みすず書房
著者:フィリップ・ヤノウィン 書名:学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジーズ: どこからそう思う ? 出版社:ハーバード大学出版局
【授業形態】 | 講義 | 演習 | 実習・実技 | 実験 |
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○ | ○ | ○ |
【授業方法】 | 受動型 | アクティブラーニング | フィールドスタディ | 問題解決型 | その他 |
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○ | ○ | ○ | ○ |
【受講生のPC等使用】 | PC・タブレット(教室に備付) | PC・タブレット(学生自身が準備) | スマートフォン | その他 |
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【初年次教育】 | 【接続科目】 | 地域社会 | 国際社会 | 産業界 | 大学院進学 | |
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○ | ○ | ○ | ○ |
【評価(方法)手段】 | |||||||||||
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評価(方法)手段 | 学部・学科カリキュラム・ポリシー(CP) | ||||||||||
知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | |||||||||
CP1 | CP2 | CP3 | CP4 | CP5 | CP6 | CP7 | CP8 | CP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||
評価(方法)手段 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
学習目標(比率) | 15% | 30% | 30% | 15% | 10% | ||||||
評価手段(比率) | 試験 | ||||||||||
小テスト | |||||||||||
レポート | 25% | 10 | 5 | 5 | 5 | ||||||
成果発表 | 50% | 5 | 15 | 15 | 10 | 5 | |||||
受講態度 | 25% | 10 | 10 | 5 | |||||||
その他 | |||||||||||
【対応するディプロマ・ポリシー(DP)】 | 知能・技能 | 思考・判断・表現力 | 主体性・態度 | ||||||||
DP1 | DP2 | DP3 | DP4 | DP5 | DP6 | DP7 | DP8 | DP9 | |||
専門知識 | 一般知識 | 思考力 | 判断力 | 会話・文章力 | 意欲・責任感 | 協調性 | 持続性 | 倫理観 | |||