【授業の目的】

民事紛争を処理するための裁判上および裁判外の諸制度を紹介します。制度の中心となっている民事訴訟制度の特徴を説明し、その上で、民事訴訟以外の紛争処理手続について、訴訟制度との関連性を明確にしながら解説します。

授業の位置づけ（対応するディプロマポリシー）：DP1専門知識、DP3思考力、DP4判断力

【到達目標】

１．民事訴訟手続を中心とした民事紛争処理手続のの全体像をイメージできるようになること。
２．各紛争処理手続の仕組みと現状を理解できるようになること。
３．民事紛争処理手続について基本的な知識を獲得し、民事実体法をはじめとする各分野との関連性を認識できるようになること。

【授業計画】

授業の位置づけ（対応するディプロマポリシー）：DP1専門知識40%、DP3思考力40%、DP4判断力20%
授業形態：講義　授業方法：受動型

第1回：民事訴訟手続の全体像
第2回：代替的紛争処理制度（ADR）
第3回：裁判所制度と判決手続の構造
第4回：訴えの種類
第5回：訴訟当事者
第6回：口頭弁論
第7回：主張と立証
第8回：判決
第9回：民事執行手続の構造
第10回：民事執行手続の流れ
第11回：倒産処理制度の概要
第12回：破産手続の概要
第13回：民事再生手続の概要
第14回：消費者の破産・民事再生
第15回：まとめ
第16回：定期試験

予習（1時間程度）・復習（2時間程度）の内容については授業時間に指示します。

【予習・復習】

予習（1時間程度）：授業時間中に次回の予習内容を指示します。
復習（2時間程度）：自分のノートを読み返してください。分からないところは図書館で調べたり、教員や友人に質問して、自分のノートを補充してください。

【授業関連科目】

憲法、民法、商法

【成績評価方法・注意】

成績評価方法：試験のみ
成績は期末の筆記試験により評価します。授業中に小テストやレポート等を実施した場合には、それも考慮します。

【教科書】

教科書を使用しない

【参考書】

適宜指示する