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教育心理学I 2単位 2014年度以後入学生
3年以上 経済   経営 3年以上 3年以上
2013年度以前入学生
前田 健一 前期1コマ 3年以上 経済 3年以上 経営 3年以上 3年以上
備考 教職科目
シラバス1

【授業の目的】

教職課程における「教職に関する科目」として、教育心理学の理論と方法の基本を習得することを目指すとともに、本学の教育目標である「専門学術の振興」と「社会的人材の育成」に貢献することを目標とする。

【到達目標】

この授業では、受講生が受講終了までに以下のようなことができるようになることを到達目標とする。
1.児童・生徒の学習や教育に関する心理学的な理論や方法について理解し、具体的に説明することができる。
2.児童・生徒の学習や教育を捉える多様な視点を身につけ、柔軟な思考と総合的判断に基づいて児童・生徒の学習と教育の問題とその解決策について具体的に述べることができる。
3.効果的な学習に必要な認知的・社会的・文化的な環境は何かを探究するとともに、児童・生徒を取り巻く環境の視点から教師による教育活動のあり方などについて具体的に述べることができる。

【授業計画】

1.教育心理学とは何か
    参考書:子安・田中・南風原・伊東(1992)第1章
2.記憶と忘却のメカニズム 
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第1章
3.知識の獲得と理解 
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第2章1節
4.学習方略と問題解決
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第2章2節
5.学習のメカニズム
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第3章
6.学習の動機づけと学習の目標
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第4章
7.学級集団の理解と指導
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第5章1節と2節
8.学校社会の人間関係
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第5章3節〜5節
9.学習指導の形態と適性処遇交互作用  
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第6章
10.教育評価の機能と方法
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第7章
11.人間の発達と学習
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第8章
12.知的発達のメカニズム
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第9章    
13.人格の発達と青年期の心理
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第10章
14. 発達障害の子どもの特徴と支援のあり方
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第11章
15.カウンセリングの理論と方法
    教科書:鎌原・竹綱(2012)第12章
16. 定期試験

【予習・復習】

予習(1時間程度)教科書の該当箇所を読んで、疑問点や問題点を整理しておくこと。
復習(3時間程度)教科書と配布プリントの内容を復習し理解を深めるとともに、各回の課題に基づいて発展的に探究し、レポートを作成すること。

【授業関連科目】

教育心理学2

【成績評価方法・注意】

成績評価方法:試験とレポート両方
上掲の到達目標にどの程度達したかを記述式の試験問題を作成して期末試験を実施し、その結果に基づいて評価する(配点は70点満点)。さらに、毎回「課題レポート」を課し、レポート内容が到達目標に近づいたものは成績評価に加点する(配点は30点満点)。なお次回の授業で、課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。

【教科書】

著者:鎌原雅彦・竹網誠一郎(2012) 書名:やさしい教育心理学 第4版 出版社:有斐閣

【参考書】

著者:子安増生・田中俊也・南風原朝和・伊東裕司(1992) 書名:教育心理学 出版社:有斐閣