適応の心理学 | 2単位 | 2014年度以後入学生 | |||||||
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法 | 1年以上 | 経済 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 | |||
2013年度以前入学生 | |||||||||
前田 健一 | 後期1コマ | 法 | 1年以上 | 経済 | 1年以上 | 経営 | 1年以上 | 商 | 1年以上 |
備考 |
幅広く深い教養および総合的な判断力を養う全学部共通の教養科目として、本学の教育目標の1つである「幅広い学習機会の提供」に貢献することを目標とする。
この授業では、受講生が受講終了までに以下のようなことができるようになることを到達目標とする。
1.ストレスの多い現代社会の中で、人は自己の欲求と社会や他者の要請との間で調整をはかりながら精神的健康を保ち適応していくことを具体的事例を挙げて説明できる。
2.心理学的ストレス理論に基づいて適応プロセスに影響する主要な要因を具体的に取り上げ、それらの影響メカニズムについて説明できる。
3.ストレスに対処する予防的なマネジメントの知識と技法を学び、それらについて述べることができるとともに、必要なときには各受講生が自分のストレス対処に応用して実践できる。
1.ストレスとは何か
参考書:小杉(2002)第1章と第2章
2.心理学的ストレス理論の構成要素
参考書:小杉(2002)第3章
3.心理学的ストレス理論の関連要因
参考書:小杉(2002)第4章
4.ストレスをもたらす対人関係
教科書:谷口・福岡(2006)第1章
5.ストレスに対するコーピングの役割
教科書:谷口・福岡(2006)第2章1節と2節
6.対人的ストレスコーピングと精神的健康
教科書:谷口・福岡(2006)第2章3節と4節
7.コーピングの測定
教科書:谷口・福岡(2006)第3章
8.自己概念と適応
教科書:谷口・福岡(2006)第4章
9.自己開示と適応
教科書:谷口・福岡(2006)第5章
10.社会的スキルと適応
教科書:谷口・福岡(2006)第6章
11.ソーシャルサポート研究の基礎
教科書:谷口・福岡(2006)第7章1節〜3節
12.ソーシャルサポートのストレス緩衝効果
教科書:谷口・福岡(2006)第7章4節〜6節
13.ソーシャルサポートの互恵性と適応
教科書:谷口・福岡(2006)第8章
14.学校におけるストレス・マネジメント
教科書:谷口・福岡(2006)第9章
15.職場におけるストレス・マネジメント
教科書:谷口・福岡(2006)第10章
16. 定期試験
予習(1時間程度)教科書・参考書の該当箇所を読んで、疑問点や問題点を整理しておくこと。
復習(3時間程度)教科書と配布プリントの内容を復習し理解を深めるとともに、各回の課題に基づいて発展的に探究し、レポートを作成すること。
こころの科学
成績評価方法:試験とレポート両方
上掲の到達目標にどの程度達したかを記述式の試験問題を作成して期末試験を実施し、その結果に基づいて評価する(配点は70点満点)。さらに、毎回「課題レポート」を課し、レポート内容が到達目標に近づいたものは成績評価に加点する(配点は30点満点)。なお次回の授業で、課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。
著者:谷口弘一・福岡欣治編著(2006) 書名:対人関係と適応の心理学 出版社:北大路書房
著者:小杉正太郎編著(2002) 書名:ストレス心理学 出版社:川島書店